風間教場 (小学館文庫 な 17-5)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094068528

感想・レビュー・書評

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  • ドラマを先に見てしまったので、設定がドラマと違う部分が多々あり。でも、それはそれで楽しく読めました。

    校長先生が随分と個性的な方で……。1人でも卒業できない人がいたら、風間教官はやめなくてはならないって、そんな事、できるのか?みたいな感じです。

  • ドラマとはまた違った展開で楽しめた。警察学校の生徒を篩にかけて、向いてない生徒は次々にやめていってもらうっていう形をとっていたのに、今回はひとりもやめさせないっていう校長からの命令。
    魅力だった風間公親の得体のしれなさが減ってるのが、残念なところもあった。時の経過とともに変わっていくところもあるから仕方ないのかな。それでもおもしろい。

  • 長岡弘樹の警察小説シリーズ第四弾
    新たな入校生を迎えた警察学校で、新任の校長が命じた「退校者ゼロ」の教場作りに挑む鬼教官:風間公親の活躍を描いています。
    これまでの「教場」シリーズとは違うテイストで、伏線も多く、大変楽しめました。あとはドラマを観るのみです!

  • 教場シリーズ初の長編ということでどのような展開になるのか読み進める。
    新任の校長から退校者を出した場合に風間も責任をとって辞めなければならない。警察官の適性を図るために篩をかけてきた風間がどのように相対するのか楽しみであった。
    蓋を開けてみれば、風間の信念を曲げることなく、全生徒を導いたのは見事であった。ここまでは淡々とストーリーが進んで来た印象だったが、最後の15ページで驚きの展開が待っていた。確かにすべてが伏線であり、この結末は予期していなかった。

  • 久々の教場。風間が丸くなったように感じた。

  • 教場シリーズ、今回の舞台は警察学校編でした。
    風間さんに課せられたミッションは「1人も退校者を出すな」という前代未聞の難問!
    冴え渡る手腕に惚れ惚れしました。
    ラストは衝撃すぎて…やばかったです…

  • おお…
    風間教官としてのお話はひとまずここまで。なのかな。
    全体として割と情緒的。風間教官視点だから、前作までの得体の知れないの怖さみたいなのは薄れるよねどうしても。
    節々に風間教官の視界の衰えを匂わせてきてて、最後に明言されるとやはりちょっぴり切ない。

  • いやこれ、キムタクじゃなくてもヒットしただろうね!切れがよすぎる。謎が少し後で解決するその間まで憎いw


  • 1、2と比べ内面の表現も多くなったせいか、風間が多少人間味があるというか丸くなった感はあった
    ただ苛烈な場面もあり、ある時には『私を甘く見るなよ』と言うことも
    また登場当初は周りの良くない噂もあった校長であったが話を進めていくうちに、それこそ人間らしい一面も垣間見られ共感できる部分もあった
    生徒個人の魅力は1、2と比べると薄いかなと感じた

  • え?

    続編が出版されていると認識しているんだか、視力…

    またまた遡りストーリーなのかな…

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著者プロフィール

1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車」で小説推理新人賞を受賞し、05年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」の1位、「本屋大賞」6位などベストセラーとなった。他の著書に『線の波紋』『波形の声』『群青のタンデム』がある。

「2022年 『殺人者の白い檻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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