ロボット・イン・ザ・システム (小学館文庫 イ 2-6)

  • 小学館
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094070231

作品紹介・あらすじ

大人気シリーズ、衝撃のクライマックスへ! 思春期突入で悩み多きロボット・タング、相変わらず我が道を行く長女ボニー、空回り気味ながらまだまだ父親として成長中のベン、仕事に忙しいなか家族を温かく見守る妻エイミー。ひょんなことから彼らの家に老婦人ミセス・カッカーが同居することになり、隣人のミスター・パークスは気が気でない。さらに人生休暇中のベンの姉ブライオニーの一家もそれぞれ悩みや問題を抱えている。 そんなこんなで今日もてんやわんやのチェンバーズ家に、東京に住むベンの親友カトウが家族を連れて突然やって来た。どこか様子のおかしいカトウ。やがて、チェンバーズ家の固い絆を壊しかねない衝撃の事実が発覚する。その背後には、あのタングの生みの親の影が…。 舞台化、映画化も大反響、ぽんこつロボット&ダメ男と一家の愛おしい日々を描くイギリス発人気シリーズ第6弾、衝撃のクライマックスへ! 【編集担当からのおすすめ情報】 劇団四季でミュージカル化、さらに二宮和也さん主演で映画化し、大きな話題となったシリーズ第1作『ロボット・イン・ザ・ガーデン』。続いて『ロボット・イン・ザ・ハウス』『ロボット・イン・ザ・スクール』『ロボット・イン・ザ・ファミリー』『ロボット・イン・ザ・ホスピタル』と巻を重ねるごとに、イヤイヤ期の小さなロボット・タングがベンとともに成長し、人間社会のなかに溶け込んでいく姿が描かれました。本作ではティーンエイジャーとなり、ロボットである自身のアイデンティティに悩んだり、同級生の女の子にほのかな恋心を寄せたりするタングが描かれます。そして物語後半では衝撃のクライマックスが…! 本シリーズのもうひとつの大きな魅力、酒井駒子さんによる温かく優しい装画もお楽しみください。なんとベン初登場です!

感想・レビュー・書評

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  • チェンバーズ家に突然、東京に住むカトウ一家が
    やってきた。やがて、チェンバーズ家の固い絆を
    壊しかねない衝撃の事実が発覚する。背後には、
    あのタングの生みの親が…。ぽんこつロボット&
    ダメ男と一家の愛おしい日々を描く。

  • 図書館で。
    シリーズ物最新刊を借りたら、一巻前を読んでなかったことが判明。そういえばこの頃舞台になったみたいですね。

    個人的には人間の子供と同じように成長するロボット、という存在をどのように受け止めて良いのかよくわからない。大分シリーズ読んでいるにも関わらず。
    タングが人間と同じになりたいと思うという風に育てるのもなんだか違う気がする。だってタングはヒトじゃないし。それにしても反抗期のロボットとかやってられない。個人的には面倒見切れないな、という感想。ネコや犬なら面倒見れるけど口答えするティーンエイジャーなロボットとか悪夢にしか思えない。

    作中、ベンがカトウに対して怒ってるけれども何を怒ってるのか理解できない。自分たちに黙って彼らを守っていたことが不満なのか?エイミーに対しての怒りも全然理解できない。正直ベンの怒りは自分の無知さと力不足に癇癪を起している拗ねた子供の態度にしか思えないし、それで自分が一番事態をわかっている・保護者で居ると思っている辺りがナンダカナーという感じ。

    後は娘もわからない。あからさまに怪しい物を渡されて秘匿している意味も分からない。自分の手に負えない時点で誰かにもっと早く相談するべき。というか、自分で責任を負えない子供のプロジェクトを、娘が話してくれるまで待つ、という態度は放任だと思うし、親としてどうなの?と正直思う。
    さらにその怪しい物体を特にきちんと調べもせず、当該者であるタングに装着させちゃうプロセスも理解不能だし、そのタングを怪しさ満点の黒幕の元に運んじゃうのも理解できない。というかプロジェクトに携わる人ってカトウしかいないのか?

    まぁ正直言うと、シリーズ最初からタングを可愛いと思ったことが無いので、そこからしてこのシリーズを楽しむ層ではないのかもしれない。成長する人間の子供のようなロボット、でも人間ではない、は正直どういうカテゴリに入れて良いのかよくわからない。彼に人間と同じようなボディを作り知性を入れ替えるのが正解なのか。というかガワを変えたところでタングは人間になれるわけではないのだけれども。なんだかロボットの人権問題とかに段々発展しそうなので、そこは興味ないからそろそろこの辺りで読了しようかなぁ。

  • ロボットのタングが中心の6作目
    久しぶりだったので登場人物?達を
    確認しながら読んだ
    タングは成長して人間なら思春期
    難しい年頃になった
    触れる感覚を感じたい
    どうやら彼女らしいクラスメートも、、
    そしてシステムにタングを製作した
    ボリンジャーの娘ジュリエットが
    父親への復讐のため操作して
    今までの登場人物とロボットが
    かき回される
    でもベンとロボットのタングの
    結びつきは変わらず強い
    楽しく読んだ

  • 1年に1冊のペースなので
    タングたちの成長録を見ているようだ。
    ええっ!思春期ですか!なタングです。

    今回はシリーズ裏で
    ずっと張られていたらしい伏線の回収巻。
    …いや、そんなのあったんだ。
    まったく気がついてなかったわ。
    ひとりだけ蚊帳の外だったので怒るベン。
    結構ずーっと引きずっているので
    最初のとき、そういえばこんな奴だったなぁ。
    でも守るものも増えたことですし。

    伏線のほうの話的には
    今後どうなってゆくのかな。
    もう巻き込まれたりはしないかな。
    そうじゃなくても「ロボット」として
    成長していくタングのことを見守りたいです。

  • 思春期のタング。恋や人間的な体への憧れなど悩み多い。
    娘ポニーとの関係にも問題を抱えたベン、今回は天才ポリンジャー博士の登場で問題大発生。チェンバーズ一家に隠されていた秘密もカトウ一家がやってきた事であらわになってくる。タングがどうなっていくのか成長を見守りたい。

  • 【請求記号:933 イ 6】

  • 思春期を迎えたタングと我が道を行くポニー、そんなチェンバース家に、老婦人のミセス·カッカーの同居、親友のカトウの来訪、てんやわんやの中で、発覚する事実。試される家族の絆。個性豊かなチェンバース家の平和を願ってやまない。

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