坂本ミキ、14歳。〔小学館文庫〕 (小学館文庫 く 6-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094083156

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  • 普通の家族の話…
    無職の父、息子溺愛の母、膝が痛いおばあちゃん、短大生の姉は妊娠、キレイな次女は心を病んで年子の弟はイジメられている
    ミキ本人もクラスでは、マイナーグループ所属。あるきっかけからクラスメイトから無視されるでも、ミキは強い。
    暗い問題盛りだくさんでも、重くない、暗くない。登場人物みんなを応援したくなるそんな話でした。私もミキにたくさん元気をもらったなー

  • 嫁棚より

    結構おもしろかった。

  • 14歳の少女の日常に降りかかる,数々の難題。
    人を辛辣に評価したり,いじめのシーンではいやーな感じを受けましたが,
    芯のしっかり通った主人公の性格や,問題大ありの家族でも,不思議と絆を感じる家族のおかげか,悲壮になりすぎず,読み進められました。
    ハードな現実だけど,最後には希望のようなものが見えてホッとした。

  • 14歳とは思えない落ち着いた主人公だが、話としては違和感なくすんなり読めて面白かった。読後感もさわやか。

  • 現代のサザエさん家ってこんな感じか。50代にして未だに親に小遣い貰ってるようなニートオヤジ、息子を溺愛する母、親に内緒でキャバクラ勤めの姉その1、元不思議少女、統合性失調症で入院する姉その2、いじめられてる弟、本人もクラスでシカトされてたり。これだけテンコ盛りでも暗くないところが良い。なるようにしかならない、なんとなくなんとかなるものだ、と思えれば幸せなのでは。

著者プロフィール

黒野伸一(くろの・しんいち)
一九五九年、神奈川県生まれ。『ア・ハッピーファミリー』(小学館文庫化にあたり『坂本ミキ、14歳。』に改題)で第一回きらら文学賞を受賞し、小説家デビュー。過疎・高齢化した農村の再生を描いた『限界集落株式会社』(小学館文庫)がベストセラーとなり、二○一五年一月にNHKテレビドラマ化。『脱・限界集落株式会社』(小学館)、『となりの革命農家』(廣済堂出版)、『長生き競争! 』(廣済堂文庫)、『国会議員基礎テスト』(小学館)、『AIのある家族計画』(早川書房)、『グリーズランド1 消された記憶』(静山社)、『お会式の夜に』(廣済堂出版)など著書多数。

「2021年 『あした、この国は崩壊する ポストコロナとMMT』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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