のぼうの城 上 (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 831
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094085518

感想・レビュー・書評

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  •  歴史ものは得意ではないが、あまりに評判がいいので友人から借りてしまった。
     結果、ものすごく面白かった。気づいたら読み終えていたレベルです。
     和田 竜氏の書き方が良いのか、はたまた「のぼう」こと成田長親自身が良いのかはわからないが…
     しかし映画が終わってしまったのは残念・・・DVDを是非鑑賞したいと思います。

  • 本書が何故面白いか。

    まず、主人公 長親である。まず、武家でありながら武術はからきし。暇さえあれば民百姓の野良仕事に加勢と称して歩き回っている。民衆と目線を同じにすることこそあれ、武家と領地の百姓と間にあるべき一線がない。そのくせ出自はよく、お家存亡の大一番の戦場でまずもって突然、総大将を任ずることに相成り、相手が無礼といって決まっていた講話をぶち壊してしまう。まぁその天真爛漫ぶり。

    半分はノンフィクション故にその魅力度満載である。

    それから、脇を固める忍城下家臣のキャラクターである。漫画的といったら作者に失礼かもしれないが、それくらい個性的な人物ばかりである。
    (映画化されたものも見たが、なるほどのキャスティングである。ただし、のぼう様は、別であるが・・・)

    最後に、大軍相手に一歩も引かない坂東武士の痛快さであろうか。城下を取り囲まれ、すくみこそすれの状況である。

    この史実を見つけ、ストーリーを紡いだ作者によく見つけてくれましたといいたい。こんな痛快劇は他に類をみないからである。

  • 上巻はとにかく説明が多くて、かなりつまらなかった。
    ●●によると~とか、
    ■■という人物は~~とか、
    とにかく、お話が進まずにちょっと苛々。


    上巻の終盤ぐらいからやっと面白くなってきた、と言ったところです。


    「のぼう」ってなんだろうな?
    と思っていましたが、そういうことか、というのは笑えました。

  • 文庫化されたのを機に再読。

    いやーおもしろいなあ、「長親」のキャラクターが。
    少しあざとさがあるけど、さもありなんて感じ。

    下巻が楽しみ。

    それにしても映画の方のキャストがちょっとと、思ってしまう。
    原作からは遠いぞ。

  • のぼう様!
    戦の躍動感が伝わってきます!

  • なぜ忍城は落ちなかったか。

  • 面白い

  • 旦那さんの本棚より。
    「うん、すっごい、軽いよ!」ッて散々聞かされて読んだので、逆にビバ☆王道!来るとこに来るッて素晴らしいッ!とか思いながら気持ちよく読めました。
    まあ正直なんでこんなに評価高いんだろう?とは思いますが。
    軽く読めるのはイイ。

    あれね。
    「人の魅力」ッてモノについて考えされましたね。
    石田光成なんて、最高権力者の側近=エリートでイケメンなのに、なんかザンネンな感じに。
    負ければ賊軍なのかもしれないけどさあ。

    小説とは関係ナイんだけど。
    映画についてこれだけは言わせて。
    野村萬斎さん大好きだけど!(立ち居振る舞いが美しいよね!)
    でも、でも、ビジュアル的にイメージと違うんだ…!
    イメージ的にはとっても荒川良々さんなんだ…!

  • すいすい読めておもしろかったが、ラストがちょっと物足りなかったかな?

  • のぼうとはでくのぼうの略ですが、そののぼう様はただの馬鹿ではなかった。読み進むうちに加速度的に面白くなる内容。喝采したくなり ます。続きは下巻で。

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