- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094085518
感想・レビュー・書評
-
歴史ものは得意ではないが、あまりに評判がいいので友人から借りてしまった。
結果、ものすごく面白かった。気づいたら読み終えていたレベルです。
和田 竜氏の書き方が良いのか、はたまた「のぼう」こと成田長親自身が良いのかはわからないが…
しかし映画が終わってしまったのは残念・・・DVDを是非鑑賞したいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書が何故面白いか。
まず、主人公 長親である。まず、武家でありながら武術はからきし。暇さえあれば民百姓の野良仕事に加勢と称して歩き回っている。民衆と目線を同じにすることこそあれ、武家と領地の百姓と間にあるべき一線がない。そのくせ出自はよく、お家存亡の大一番の戦場でまずもって突然、総大将を任ずることに相成り、相手が無礼といって決まっていた講話をぶち壊してしまう。まぁその天真爛漫ぶり。
半分はノンフィクション故にその魅力度満載である。
それから、脇を固める忍城下家臣のキャラクターである。漫画的といったら作者に失礼かもしれないが、それくらい個性的な人物ばかりである。
(映画化されたものも見たが、なるほどのキャスティングである。ただし、のぼう様は、別であるが・・・)
最後に、大軍相手に一歩も引かない坂東武士の痛快さであろうか。城下を取り囲まれ、すくみこそすれの状況である。
この史実を見つけ、ストーリーを紡いだ作者によく見つけてくれましたといいたい。こんな痛快劇は他に類をみないからである。 -
文庫化されたのを機に再読。
いやーおもしろいなあ、「長親」のキャラクターが。
少しあざとさがあるけど、さもありなんて感じ。
下巻が楽しみ。
それにしても映画の方のキャストがちょっとと、思ってしまう。
原作からは遠いぞ。 -
のぼう様!
戦の躍動感が伝わってきます! -
なぜ忍城は落ちなかったか。
-
面白い
-
旦那さんの本棚より。
「うん、すっごい、軽いよ!」ッて散々聞かされて読んだので、逆にビバ☆王道!来るとこに来るッて素晴らしいッ!とか思いながら気持ちよく読めました。
まあ正直なんでこんなに評価高いんだろう?とは思いますが。
軽く読めるのはイイ。
あれね。
「人の魅力」ッてモノについて考えされましたね。
石田光成なんて、最高権力者の側近=エリートでイケメンなのに、なんかザンネンな感じに。
負ければ賊軍なのかもしれないけどさあ。
小説とは関係ナイんだけど。
映画についてこれだけは言わせて。
野村萬斎さん大好きだけど!(立ち居振る舞いが美しいよね!)
でも、でも、ビジュアル的にイメージと違うんだ…!
イメージ的にはとっても荒川良々さんなんだ…! -
すいすい読めておもしろかったが、ラストがちょっと物足りなかったかな?
-
のぼうとはでくのぼうの略ですが、そののぼう様はただの馬鹿ではなかった。読み進むうちに加速度的に面白くなる内容。喝采したくなり ます。続きは下巻で。