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- Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094087697
感想・レビュー・書評
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おしゃあの一代記というより、おしゃあと庄八二人の記録って感じ。おしゃあの過去の苦労の上にあるきっぷの良さが気持ち良いのですが、二人の人生を追うせいか話が散漫になって、後半は勢いが無くなってしまい残念。
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江戸っ子女鍼師のおしゃあの、幕末から明治にかけての物語。
お相手役には、塩飽島から来た水夫、のちに幕府公式のオランダ留学生に選ばれ箱館戦争にも参加した古川庄八を。
女流作家さんの歴史作品はクセがあるものが多いような気がしますが、主人公おしゃあの江戸っ子ならではの気質からなのか、はたまた筆者自身の持たれる気質からなのか、サッパリとした文調で気持ちよく読める作品でした。
これもひとつの、女の生き方。
ですね。 -
江戸から明治に生きた粋な女性の話。キップがよいとはこういうことか。
恋愛というよりは時代の景色が楽しめた気がする。
鍼灸院に一度いってみたくなるなぁ。肩凝りなおりそう。