AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫 た 1-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094510805

感想・レビュー・書評

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  • ネットオフで購入して読み。田中ロミオだから。

    「中二病でも恋がしたい」と同じ感じ。だけど最後にヒロインが中二病の心を持ったまま現実、普通の世界で主人公と生きていくことを決めるのが異なる点かな。

    主人公がいい奴すぎる。いじめについての描写も心に残った。
    主人公がいいこと言ってたので引用に記録しとく。

  • ちょっと前にWOWOWで映画版を観て、
    これは原作を読まねばと思った。

    例え中二病ではなくても、人間一度や二度は
    やっちまったなぁ、っていう経験があるはず。
    とんでもなくセンス悪い格好で街を歩いていたとか
    憧れのアイドル、キャラクターの真似をしていたりだとか
    あとで思い返して赤面してしまうような経験が;

    誰しもあるはずなのだ。
    (力説……決して自分がそうだったわけではない(白目))

    そんな一種独特の憧れを
    いじめに変えられてしまった少年少女の
    苦しみと葛藤と昇華の物語。

    数少ない中身を伴ったライトノベルです。

  • スゴイ面白かったw
    読みながらずっとゲラゲラしてたw
    厨二病を患いつつ、自己分析しつつ、クラスの半分から好かれ、っていう情景が超ウケるw
    どんどんカオスになって行って楽しかったww
    この作者面白すぎるw

    1点、古ゲーにされてしまったのが地味にショックでした(笑)

  • 『中二病でも恋がしたい!』がこの作品のパクリってのはわりとよく聞くんだがでも似てるのってあくまでも表面的なモノだけやんなと、兎にも角にもいちいち痛々しくて実に読むのがしんどかったことであるよ。

    でもまなんだかんだでハッピーエンドだし面白いことは面白かったです。

    それにつけてもどりせん半端ねえ。

  • アニメ『中二病でも恋がしたい』と設定が似てるなぁと思いながら田中ロミオ作品初読破。
    ジャンル的には学園ラブコメとファンタジーを少々。誰もが通るであろう多感な妄想まみれの時期の描写に少なからず共感を覚えるところ。
    クラス内のヒエラルキーやスクールカーストの話は生々しいけど読みやすい文章で良かったです。
    『俺ガイル』の原点とも言うべきこの作品、気になる方は是非。

  • 軽妙な文章、ノリのいい文章、韻を踏んだ文章で結構ハードな作中名称ドリームソルジャー、今風に言うと邪気眼系の中二病とそれに対する反応を見せてくれる。
    致命的にギリギリ届かない痛さとほのかな支え、救いのあるラストがとてもよい塩梅

  • なんだか、とてもイタイ話。
    いや、面白いことは面白いんだけれど、ぶっちゃけ、いじめにあう厨二病の話ですからね。(^^;
    主人公とヒロインの個人的なオチは良かったんだけれど、その他のオチのやっつけ感がなんだかなぁ。
    もちろん、そんなに難しいことを考えないで読めばいいんでしょうけどね。(^^;
    しかし、これをアニメ化したか。観たくは無いな。(^^;

  • まさかの学級ごと妄想戦士オチw

  • 不思議電波さんのお話。電波さんってイタいよねっていうお話なのに、不思議とむず痒さは生じない。ラノベ愛読者の自分も脳内厨二病だからなのか、著者の文章力の為せる技なのか。おそらく、主人公が最後まで一般人であり続けたからだと思う。

    佐藤一郎の高校デビューは、脆くも崩れ去る。夜中の学校、教科書を取りに行った一郎は、一際激しいオーラを発する魔女と出会う。異世界めいた発言の多い魔女は、何てことはない不登校のクラスメイトだった。普通の高校生を渇望していた一郎には、彼女を中心に妄想戦士たちが集まってくる。日常を守るために、妄想戦士の最後の闘いが始まる。


    夜の魔法は人間の不思議適応力を数倍に引き上げる。宇宙人やUMAや魔法使いや異世界人や、昼間絶対に信じないものでも、夜の闇の中ではちょっとくらいいいか、と気を緩めてしまう。一郎が青の魔女に出会い、不思議理解度を示したのもやむを得ないことだと思う。

    電波さんとか厨二病とか端から見るとイタいだけだが、様々な設定を駆使してヒーローを演じきっている姿に感嘆する。ノート十冊分も設定を考えられるのなら、素直にシナリオライターにでもなれるのではないかと…外観はひどくても、頭の中は凄いことになっている、それが電波さんだと感じた。

    妄想は電波(伝播)する。これだけ想像力(というか妄想力)豊かな仲間たちが入れば、もっと世界は楽しくなるんじゃないか。少なくともクラス内のいじめや階級制度やグループ同士の対立や勉強、恋愛の悩みなんて取り留めもない小さなことと思えることだろう。

    一般人グループと妄想戦士グループ、クラスを半分に分かつ勢力争いも妄想力豊かな戦士たちに駆逐されていく。本書を読み切った時には、妄想世界もいいかもという幸福感に包まれている。

  • 主人公の成長物語であるかないか、という話になぜだかあまり興味が持てない今日この頃ですが、主人公が帰還かっこ笑いかっことじるをすることでカタルシスが生まれるこの物語はとっても良いなと思った。変わるということは、どちらにしても何かを捨てていくことだと思うから、捨ててきたものを全力で拾いにいくのもまた物語なんだなぁと思った。

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著者プロフィール

小説家・ゲームシナリオライター。代表作『CROSS†CHANNEL』『人類は衰退しました』『Rewrite』(竜騎士07、都乃河勇人との共著)『ミサイルとプランクトン』など多数。

「2016年 『アウトロー・ワンダーランド 1 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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