- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094515633
感想・レビュー・書評
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主人公は、今日も今日とて就職活動に精をだす。
日本とファンタジーが混合したような生活の中
必死に就職活動をするけれど…な状態。
その横では、サークルに入り浸るお姫様女が
僕といたり、新しいエルフが入ってきて駄目になったり。
就職活動という、もっとも心折れる現実と
あてはないけれど心躍る冒険者。
平穏に、確実に、と思う現代人にとって
冒険者は確かに難問です。
というよりも、不安定すぎるわ、体力がいるわ。
読んでいて、かなり心折れそうな内容でした。
切実すぎて、辛すぎて。
社会の縮小図を見ている感じでしたし。
女の子とか、男の方とか、主催者の言動とか。
今まさに就職活動を! という人は
読まない方がいいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
就職活動なんてもう二度としたくない、と存分に思える本でした。
ちょいちょい面白いところあるんだけど、↑が全てを覆い隠すよね。 -
想像したのより大分リアルに就活だった。ファンタジーなのに。ちゃんとファンタジー世界なのに…!
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異世界においてのリアル現実の再構築は、人退でも何度もやられてた手法なので安心して読めるのだが、だったらコメディとして人退の一話としてやればよかったのにと。
逆に、就活を絡めたシリアスをやるなら、ファンタジーではなく現実に則した世界観でよかったのにと。
貴殿の今後の活躍を、心より祈念申し上げる。 -
あっつらいつらいつらい就活は嫌もう嫌だあああああ
という半端ねえ就活の苦しさを呼び起こす作品である。ファンタジーとは何なのか。
この世に就活という煉獄さえなければイディアみたいな意識高ーい系人種のことだって少しは嫌いにならずに済んだかもしれない。いやそれはないか。負い目のない奴なんて……。
ちなみにヒロインはオタサーの姫。実に見事にオタサーの姫だけど読んでく内に好きになっちゃうから困る。
あと犬がいい。犬が。
あとがきにもある「直球の色物」という表現が正にその通りというしかない、痛いところを打ち抜いていくとんだ色物ファンタジーであった。