- Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
- / ISBN・EAN: 9784096820810
作品紹介・あらすじ
八万点の国宝を伝える最後の秘境
玄界灘を航行する船は激しく揺れている。ふつうの人なら立って歩くことすら困難な状況の中、船の舳に立つ藤原新也は、足元を支えながら前方に見えてきた島影に挑んだ--。玄界灘の荒海に浮かぶ沖ノ島。島全体が御神体であり、女人禁制。一般の人の入島は厳しく制限され、一木一草一石たりとも持ち出してはいけないという掟を今なお守り続けている。入島の際には一糸まとわぬ姿となって海水で禊をしなければならないこの島は、四世紀から九世紀にかけて国家による祭祀が連綿と続けられてきた。古代人は島内に点在する巨岩巨石を磐座とし、日々祈りを捧げ続けてきた。奉納された御神宝は十数万。昭和になって初めてその全貌を現わした品々は八万点が国宝に指定され、今も多くの御神宝が島に眠っている。自然に対する“祈り”と“敬い”の並々ならぬ強度を目の当たりにした藤原新也(写真家)が幻想的な島内を撮影。直木賞受賞の作家安部龍太郎がこの地を支配した古代宗像一族の謎に迫る。
感想・レビュー・書評
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福岡県、玄界灘沖合50kmにある沖ノ島。島全体が神域で一般の立ち入りは禁止で女人禁制。古代からずっと続く神事だけが行われている島。その島を藤原新也が撮影した本です。写真としては、写真集ではなく大きなプリントで見たかった写真でした。この島、いまでも神職の方が一人だけで常駐しているそうです。こんなところに一人だけ住んでいるなんて、どんな感じでしょうね。
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降臨
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宗像大社国宝展 ― 神の島・沖ノ島と大社の神宝
出光美術館(東京・丸の内)
2014年8月16日(土)〜10月13日(月・祝)
http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/munakata_taisha/index.html
NHK 日曜美術館のアートシーン で紹介されていて面白そうだと思っていたら、友人からお誘いがありました。
行きました! ⇒ http://sea.ap.teacup.com/pasobo/1837.html
「宗像大社国宝展」に行く」 〜 Myブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」
「宗像大社国宝展」に行く前にと思って読んだら、これまで知らなかった奥の深いところへ立ち入ったようです。
近寄りがたい神の島。
遠い祖先が、島国日本と大陸を行き交う安全を願い、神を祭ったのだろう。
いまでも容易に行くことはできない神聖な場所。
それが、ずんと伝わってくるような写真と文章。
また、宗像氏を主軸に据えた歴史物語も 面白く読めました。
今は、頭のなかが 古代日本モードです。
2014/09/05 予約 9/7 借りて読み始める。 9/10 読み終わる。
内容 :
女人禁制、一木一草一石たりとも持ち出してはいけない…。
今日なお厳しい掟を守り続け、日々祈りが捧げられている沖ノ島。
藤原新也が幻想的な島内を撮影し、
安部龍太郎がこの地を支配した古代宗像一族の謎に迫る。
著者 :
藤原 新也
1944年福岡県生まれ。作家、写真家。著書に「メメント・モリ」など。
安部 龍太郎
1955年福岡県生まれ。作家。「血の日本史」でデビュー。「等伯」で第148回直木賞受賞。 -
歴史
宗教
写真 -
沖ノ島の写真集。写真家 藤原新也の写真に歴史作家 安部龍太郎が文章を載せている。沖ノ島は宗像大社の一部であって神聖な場所であることは知っていたが、実際にどのような島かは知るすべもなく想像だけでイメージをしていた。今回、藤原氏の迫力ある写真で、その様子が覗えた。沖ノ島の入門書としては一級品だと思う。
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残念ながら、写真をみる限りでは捉えきれていない印象。
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すぐそこに八百万の神様がいそう。
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最近話題の沖ノ島。
結局どんな島なの?と思い、読んでみた。
何が写ってるのかしら、とドキドキしたのですが、特にこれと言った物は写っておらず。
私も茂みを通って離島の神社を見に行ったような経験は何度かあるのですが、あの高揚感と妙な落ち着きを伝えたかったのでしょうか。
この本の写真ではそれは表現できてないような。
ただの日本の島って感じ。
手付かずの自然があるのか?とも思ったけど、カタツムリが写ってる程度で…。
宝物が貴重なのはわかりますが、博物館に展示されているような写真なので、これまたドキドキ感は無い。
地面に落ちてる陶器も、割れてるからなー。こんなの子供の頃よく見つけたよね。
沖ノ島が特別な島と言われても、他の島と比べて魅力的な様には思えませんでしたね。
誰でもそれなりの写真が撮れる時代に、この程度の写真で本出せるのいいですね~。 -
よかった
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武図✖️20140921AS天声人語
沖ノ島 島全体がご神体「海の正倉院」