- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098250745
作品紹介・あらすじ
図解で一目でわかる、仏像のかたちと役割。
「千手観音の持っている物は何か?」「四天王とはどんな4人組のことなのか?」「阿修羅が戦う相手は誰か?」。 遷都1300年を迎える奈良、春の観光シーズンをむかえる京都をはじめ、各地の仏像巡りで感じる素朴な疑問を解決してくれる、新書タイプの必携版・仏像事典です。
仏像の由来、種類、役割といった基本知識から、印相や持物など専門知識にいたるまで、イラストをふんだんに使い見開きごとにわかりやすく解説。イラストでひと目でわかる、読んでさらに理解が深まる、画期的な入門書として初心者にもおすすめです。
種類別「代表的な仏像10選」コラム、巻末「地区別・寺院リスト」付き。拝観マナーや持ち物など、知っておきたい実用情報も満載の貴重な一冊。
感想・レビュー・書評
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知的好奇心をくすぐる帯に惹かれて購入。
如来とは? 菩薩とのちがいは?
仏像の姿、形、手のかたち、座りかた、持ち物の意味など、初めて知ることばかりで面白かった。
これからはぜんぜん違う視点に立って、参拝前の下調べができそう。
イラストもわかりやすかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
寺院などめぐるときに持っていると面白いかも。
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日本の仏像をイラストで図解。
イラスト付きで分かりやすいし、仏像についての理解も深まった。
奈良・京都に行くときには本書があるとすごく便利 -
【概略】
仏教に対して知識の薄い一般人からすると「仏像」という言葉に凝縮されてしまう。しかし、多くの仏にまつわる話、尊格、他教から仏となったストーリーなどを織り交ぜてみると、「仏像」という言葉はどんどん細分化されていく。本書では、仏教における尊格の考え方、各仏のストーリー、持物から見る仏像の見分け方など、仏像鑑賞を楽しむための多くのヒントがつまっている。各仏をイラストと併せて紹介してくれている。
2022年11月02日 読了
【書評】
先日、書評を書いた「もしも鳥と話せたら」と同様、電車を見逃した駅のホーム、コンビニ横にある本屋さんでジャケ買いしてしまった。
ジャケ買いした価値、あったね。「如来・菩薩・明王・天」というグループの分け方や、そこから広がる各仏の紹介がイラストでわかりやすく載せてくれてるのだよね。その裏側にあるストーリーを知ることで、各仏に愛着がわくというかね。ここでもやっぱり「ストーリーで語る」という要素が生きているね。
ちょっと話が逸れるけど、CLAMP の漫画「聖伝 -RG VEDA-」ってのを読んだことがあって。各仏が秀麗な男女になっててね。マンガではあったものの、色々な仏の名前と、うまく付き合えることができて。その下敷きが、この本を楽しく読むのに役立ったよ。ちなみにこのマンガ、久々にポチっちゃった。
各仏のストーリーや仏の持物、佇んでいる足場などにも違いや由来があって。そういった知識が増すほどに、この本もより一層楽しめるものになると思う。
また何年か後に本書を手にとった時、本当に楽しみ。 -
イラストがあり、分かりやすい。
寺院を訪れる際にチェックするポイントが増えて、嬉しいような面倒なような。 -
コンパクトにわかりやすく仏像の解説がなされています。印や持仏が持つ意味も分かるとなお仏像巡りが楽しめそうです。携帯してお寺めぐりをしたいと思います。
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●仏像の種類、その見分け方を解説している。どの仏像も同じように思っていたけど、如来や菩薩などそれぞれの尊格で特徴が違うのは全然知らなかった。
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非常に読みやすくまとまった仏像解説本。新書サイズで持ち運びしやすい。安置されている寺も紹介されており旅行の目的地選びにもいい。
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仏像初心者の私にとてもやさしい。わかりやすい!
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なかなか良い概説書。新書形式なので、“見仏”の際にも邪魔になりにくい。
「如来・菩薩・明王・天部・その他の尊像」をそれぞれ章に分けて解説。しかも、しっかりとした図解で、それまでのページで一度解説したこともちゃんと書いてくれている。暗記するものでもないが、暗記もしやすいようになっている。
ただ、少し文句をつけるとすれば、材質の記述があまりに少ないこと。それから、作り方の記述がほとんどないことだ。
そのことを抜きにしても、かなり良い出来だと言ってよい。 -
仏像の解説本。図解されているとともに、それぞれの仏像の役割や特徴といったものも知ることができる。位が高い順に如来・菩薩・明王・天などカテゴライズされて説明している。
新書1000本ノックその8