- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098250882
感想・レビュー・書評
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作家という割にはこの人の本を読んだことがなく、手にとったのが行政に入ってからの話っていう辞典で色眼鏡がかかっているのは百も承知ではありますが、それにしてもテレビで見たまんまの自分大好きな中身があんまりない人なのかな、と。話題作りとか選挙対策にはこういう本もいいのでしょうけど、それにしては実績が伴ってないとか思ってしまうのは言いすぎでしょうか。都知事に当選しましたが2期目はありますかね。
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内容(「BOOK」データベースより)
2007年6月、石原慎太郎・東京都知事からの「特命」は突然だった。東京が国との間に抱えるさまざまな問題を解決すべく、突破口となる役割を託された作家は、都庁の中で、何を見て何を感じ、どう動いてきたか。作家の想像力が行政に与えた影響とは?就任から3年、永田町・霞が関との戦いから都職員との触れ合い、東京発の政策提言に至るまで縦横無尽に綴る。
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都庁の内情をうかがい知るには良い参考書。それに、著者が副知事になったおかげでブレイクスルーしたものごとも多いのだろう。
ただ、国の“お役人”と対峙する際、相手の揚げ足をとるような方法でやり込めて、それを得意げに書いているようでは品性が疑われる。喧嘩の場数は踏んでいるだの、こう恫喝すれば役人は黙るだの、そんな下卑た話題を自慢しているようでは、著者を尊敬する人は減っていくだろう。
情報収集力も分析力も発信力もありながら、人心掌握がないのが痛い。腹心の部下なんて、きっといないのだろう。。。。