快楽でよみとく古典文学 (小学館101新書 97)

著者 :
  • 小学館
3.50
  • (2)
  • (7)
  • (10)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 99
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098250974

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2019/03/26読了


    今とはその価値が大きく違った「性」
    古典文学 主に「源氏物語」からの解説が主となるが
    家や地位のための共寝だとか、恋もダイレクトではなく
    詩と闇の中での手探り状態。
    貴族ですらこうなのだから、一般市民はどうなのか!と思ってみたり。
    もともと日本神話の初めも、二柱の神のまぐわいによるものだし、恋の大きさ、価値、存在意義は時代とともに変わっても、日本文学や思想において根強いものであるだろう。

  • 古典文学は高校生以降ほとんど読まないのだが,書評だと面白そうだったので,買ってみた。

    いやー昔は凄かったんだね,という感想。

  • 気軽に読み流せて、日本古典文学に興味が湧いてくる。

  • タイトルは古典文学ですが、内容はほぼ『源氏物語』です。原文の引用もさらっと現代語訳が添えられていて、原文を味わいつつも、戸惑うことなく本文を読んでいけます。こういった新書のためか、学術的な精緻さ深さはもの足りませんが、古典の方がよっぽど過激で面白いということは体感できると思います。

著者プロフィール

1961年横浜市生まれ。古典エッセイスト。早稲田大学第一文学部日本史学専攻。個人全訳『源氏物語』全六巻、『源氏の男はみんなサイテー』『カラダで感じる源氏物語』『ブス論』『愛とまぐはひの古事記』『女嫌いの平家物語』(以上、ちくま文庫)、『快楽でよみとく古典文学』(小学館)、『ひかりナビで読む竹取物語』(文春文庫)、『本当はひどかった昔の日本』(新潮社)など著書多数。

「2016年 『文庫 昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大塚ひかりの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×