次世代スパコン「エクサ」が日本を変える!: 「京」は凄い、“その次”は100倍凄い (小学館新書 198)

著者 : 辛木哲夫

• 小学館 (2014年2月3日発売)

感想・レビュー・書評

[totssanさんの感想 · 2018年1月16日]

　スパコンの一般利用という視点を知りたく、読む。個人ではあまり使用理由はないかもしれんが、企業で普通に使えるというのを知らなかった（申請がややこしそうだが）。
　量子コンピュータ等含め、計算機科学はしっかりと予算つけて実施すべきと思うので、関係者の方々を応援したい。

[avikyokanさんの感想 · 2014年3月3日]

京の国内開発・世界一を目指す意義や、これまでの具体的成果の紹介が半分。後の半分が現在開発に向かって進んでいるエクサスケール級スパコンの開発意義・どういった成果が見込まれるかの紹介。

（文中でも書かれているけれど、）京やエクサでの実生活で体感できるような成果が出るのは、京……更にはエクサの性能を持った汎用の普及機が登場する頃になるので、こういう事ができるようになるだろうから、スパコンを応援して下さい……というような感じ。

薄い本ではある（1時間程度で読み終わる）ものの、理研・戦略分野の広報担当がしたい話は全般的にカバーされているので、この本を読んでいる人にする話がなくなっちゃいそうなくらいには内容は充実している。