国境のない生き方: 私をつくった本と旅 (小学館新書)

  • 小学館
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感想 : 256
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098252152

感想・レビュー・書評

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  • のびのびとした勇気ある生き方。
    そうくる!?って感じの人生を歩んでて、読んでて楽しかった。
    テルマロマエ、読んでみたいなー!

  • 日曜天国でヤマザキマリさんが立て続けに登場したので、思い出して読んでみた。
    ラジオでも話していたようにお母様が凄すぎて、参考になりようがないねぇ(いい意味で)
    地図のサイズを変えて生きると言うのは良いですね。住所、地球。いろんなことがどうでも良くなり、強く生きれそうだね。

  • 「国境のない生き方」ヤマザキマリ著 を読んで|自然体ミニマリスト
    https://www.hoshinokiiro.com/entry/2015-11-19-053000

    国境のない生き方 | 小学館
    https://www.shogakukan.co.jp/books/09825215

  • 壁の外へ出てしまったヤマザキマリさんの、色彩豊かな生き様が書かれています。
    ヤマザキさんが、人生の途中途中で影響を受けたり、どっぷりはまった文学を紹介しながら話が進むので「安部公房なんて読んでない」とか「アルセーニエフって誰それ?」とか思うかもしれません。
    わからないものは、取り敢えず「そういうものだったんだ」と思いながら、後で調べて見ればいいかと思います。大切なのは、そこからヤマザキさんが何を考え、何を学んだのかということ。

    灰色っぽい変化の乏しい中を生きている、今の10代の人たちに読んで感じて考えて欲しいなぁと思う一冊。

  • ヤマザキマリさんの遍歴というか、14歳くらいからこっちの人生を語り尽くした定本みたいのがないのかなーと思ってるんだけど、意外にない。(なくないのかも知れないけど、まだ出合ってない)

    この本も、そういうテーマでは、ちょっとなかった。

    17歳でイタリアに留学して、本当の貧乏のどん底にいたりした中で出会って来た人、読んで来た本、影響を受けたものたちについて語る。

    そういう厳しい状況の中でも(こうしてまとまったものを読むせいかも知れないけど)、人や本、文化文物に対する集中度というのが凄い。「没入」というくらい読み、観て、語る(アウトプットする)。これらが、あの深み凄みにつながっているんだなあ。

    タイトルの「国境のない生き方」とは、イタリアのみならずシリアやポルトガルなど、生活の必要があったにせよ、軽々と飛び越えて行くヤマザキさんなりの「持っている地図のサイズを変えてみるといい」「ボーダーを超えてみれば内側がわかる」という一種の人生訓なんである。

    でも、結局それができるかどうかもある種才能あってのことだろうし、誰しもよい結果が得られるものでもないんでないかな。と思った。

    (なんだか「らしくない」お説教ぽい語り口だなあと思って奥付を見たら、「構成」の人がクレジットされていた)

  • すごく面白かった。
    お母様の生き方、子育て方針が爽快で、参考になりました。
    たくさん、言葉をかきとめました。

  • ロクな本がない近くの公民館併設図書館だが、ヤマザキマリさんの本と出会わせてくれて感謝。
    ヤマザキさんの本は気楽に読み始めるが、読み終わった後は、スケールを大きくしなきゃなぁと思わせてくれる。小さい世界でグジグジ悩んでいる暇はないよと教えてくれる。
    今までで3冊読んで、いつもメモっておきたくなる「信じるな。疑え。」

    "疑いもせず、丸ごと「信じる」という人間は、足元をすくわれた途端、「裏切られた!」と言い出したりする。丸ごと「信じる」のは、ラクなのです。どんな結果が出ようと、相手に丸投げすればいいのですから。
    何かの真価を本気で見極めようと思うなら、信じるのではなく疑わなければならない。" 33ページ


  • ヤマザキマリさん、こんなに面白い人だと知らなかった!!!
    とにかく視野が広くて本当に国境のない生き方。囲いの外に出てのびのび生きるまでには色んな苦労も悲しみもあっただろうけど、教育や教養や知識と経験で、「知らない、わからない、やったことない、聞いたことない」も全部吹っ飛ばすように受け入れて楽しんで生きているのが最高にタフで素敵でした。

    「生きてりゃいいんだよ」「生きてていいから生まれてきたんですよ」なスタンス、めちゃくちゃ好きだなあ。

  • まじでバイブル!!どうしようもなく辛かったことも後々振り返ると、必要な経験だったことがある。どんな悩みも地球規模で考えたらハナクソ、それな。

  • 安住紳一郎の日曜天国というTBSラジオ番組を聞いてヤマザキマリさんをしり、面白い人生の方なんだなーと記憶していて、先日ブクログのどなたかの本棚でヤマザキさんの本を見かけて取り寄せて読んだ。ラジオが面白かった記憶が強くて、もう一度調べたら、2021年8月22日のラジオで、もう一度聞き直してから、読んだ。

    なんといっても、14歳のヨーロッパ1人旅の始まり方と最悪のタイミングで母親になるところがみどころ。ラジオと本を両方あわせて面白い。ヤマザキさんがどんな本を読んで育ったか要所要所ででてきて、こんなところがその後の人生に影響したんだろうなと想像できるところがある。また、突っ込みどころも多くて、もっと細かくかいても面白いのになと思う。だがあっさりどんどん進むのが読みやすかった。

    国境のない生き方というよりか、私を作った本と旅の方がしっくりくる内容。

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著者プロフィール

1967年東京生まれ。漫画家。14歳でドイツとフランスに一人旅へ。17歳でフィレンツェの美術学校入学。1994年、一人息子デルスを出産。1996年、漫画家デビュー。帰国し、北海道大学などイタリア語の講師を務めつつ、北海道の放送局でイタリア料理の紹介や旅行のレポーター、ラジオパーソナリティなどを務める。2002年、14歳下のイタリア人ベッピと結婚。エジプト、シリアと日本を往復しながらの生活が続くが、2004年に日本での仕事を整理し、リスボンに家族三人で住むことになる。主な著書に『テルマエ・ロマエ』『モーレツ! イタリア家族』『世界の果てでも漫画描き』『地球恋愛』『ルミとマヤとその周辺』など多数。現在シカゴ在住。

「2012年 『ヤマザキマリのリスボン日記──テルマエは一日にして成らず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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