出版社社長兼編集者兼作家の 購書術: 本には買い方があった! (小学館新書 237)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 215
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098252374

感想・レビュー・書評

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  • とても面白かった。
    著者の本への愛がひしひしと伝わってくる作品。

    本書のタイトルでもある本の買い方に関する件には共感。書店の使い分けはなるほどと思ったし、特に新刊書についてはまさにその通り。
    新刊書は発売から数週間が勝負。平積みしてひと月売れない本は、まあ余程のことが無い限りずっと売れない。だいたいひと月売れないと平積みから棚差しに移行するのでよけいに売れなくなる。挙げ句の果ては返品。だから、気になった本があったらその場で買うべき。
    あと著者の読み方にも関心。3〜4冊一度に買って書店のそばの喫茶店なのでそれぞれのまえがきやあとがき、最初の章などに目を通してその後も読むかどうか決めるとのこと。なんかトリアージみたいでおもしろい。これはマネしてみたい。
    それから、著者のよく利用する書店として紀伊國屋書店新宿本店と芳林堂書店高田馬場店が紹介されていたのが嬉しかったなぁ。とても親近感がわいてくる(笑)

    本の作り手側としての裏話も面白かった。なんとなく知ってはいたけど、本職の編集者・版元経営者の言葉が読めたのは収穫として大きかった。

  • * 読了日20151110
    * 再読了日20191108
    * 入手日20151020
    * 本好きにとってはおもしろいと思います。
    * たしかに店頭ではちゃんと(?)定価販売なのに、なんで外商部の割引販売はOKなんだろうか?
    * (参考)http://www.jbpa.or.jp/resale/

  • 本には買い方があった。買った本4万冊、作った本・雑誌500冊、書いた本50冊、読んだ本冊数不明。編集者にして作家、出版社経営者が伝授する、ほんの賢い「買い方」と本のオモテとウラ。(2015年刊)
    ・はじめに
    ・序章 本をめぐる言葉
    ・第一章 書店の使い分け術
    ・第二章 本の整理・処分術
    ・第三章 本とは何か
    ・あとがき

    タイトルは物々しいが、本好きがうんちくを垂れる本として素敵である。

著者プロフィール

1960年生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。「カメラジャーナル」「クラシックジャーナル」を創刊し、同誌のほか、ドイツ、アメリカ等の出版社と提携して音楽家や文学者の評伝や写真集などを編集・出版。クラシック音楽、歌舞伎、映画、漫画などの分野で執筆活動を行っている。

「2019年 『阪神タイガース1985-2003』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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