あぶない一神教 (小学館新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098252565

感想・レビュー・書評

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  • イスラム教、キリスト教と世の中の関係を知るには最適な入門書。雑学のように気軽に読むことができる。
    アメリカはイスラムを嫌うことや、イスラムでもシーア派とスンナ派の分裂など、世の中で起きているいざこざや混沌を、二人の著者が自分の知識の引き出しから議論する。
    宗教的な場面を目にした際に「なるほど、こういう背景があるのか」と理解させてくれる書籍。

  • 知識が増えた
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  • うーむ。。。とても興味深く読ませていただきましたが、2/3過ぎから文字が右から左へ頭を通り過ぎて行ってしまいました。
    あらためて純粋の日本人だと実感しました。私のアタマでは理解不能の★ふたつでした。

  • ルターの「農民を皆殺しにせよ」に起因する表題のようだが、仏教系のオウムはテロ事件を起こしているし、一神教だけが危ないわけではない。が、宗教には法や論理(倫理?)を超越してしまう部分があるので、危ない部分があるという事だろう。そこから反知性主義に展開していつもの安倍批判に持っていくのは少々強引な気もするが。
    日本の場合は神様は絶対的なモノではなく、人間的で親しみのあるもの(七福神なんてゆるキャラみたいなもんだし)。よってみんな仲良くで、調和し、空気を読むという国民性になったというのは頷ける部分がある。その代わり他者を差し置いて超越する・突き抜けるところはないので、創造性にも欠如しているというのは、それもそうかなと思う。
    宗教そのものに対するある程度の理解は必要に思うが、そこに国際政治や国際情勢が絡むとついて行くのが面倒。対談本なので時事問題で話が飛ぶのも読みにくいという事もあるが、自分は世界情勢や国際問題には興味はないので、そこは誰かが適当にやっといてよという感覚になる。この領域に時間を費やしているヒマはないので、宗教理解の際にはちゃんと切り分けて、読む本を選ぶ必要性を感じた。

  • 題名と内容が微妙にずれている。
    一神教についてのブリーフィングには良いかもしれないが、
    いまいちな気もする。

  • ふしキリに続く宗教社会学対談w

    イスラムの話をしてるうちに、キリスト教の話で締められてるのはご愛嬌www
    大雑把にイスラムを理解しようと思うなら、良いかも。イスラムの内部に内輪揉め要素があるから、安定しないという話は、そういうことかとよくわかる。

  • 第5章に入ると突然身近な話題が展開されて理解できたが、前章までは私にはたいへん難解でありました。

  • 「ふしぎなキリスト教」ですごくわかりやすく宗教世界の思考ルールを解説してくれた著者なので、最近のイスラム国問題をより理解するためにも、迷わず手に取りました。内容としては、対談形式だから仕方ないか・・と思いつつ、けっこう話がポンポン飛ぶし、結論に至らないまま言いっ放しで次に言ったりするので、前ほどはすっきりしなかった。キャッチーなタイトルとも内容がちょっと合ってないかな?という感じも。

  • 神学を学んだ佐藤氏と社会学の立場で宗教を語る橋爪氏との対談。
    宗教について明るくない僕にとっては、難しい部分もあるのだけれど、面白かった。
    宗教理解が深まると世界の見え方が変わる。

  • ユダヤ、イスラム、キリストの3つの一神教について、橋爪先生と佐藤優氏が対談形式で講義。ISはじめタイムリーな話題と絡められており、一神教の理解が深まった。体系的な内容というわけではないので、教科書的な内容については橋爪先生の他の本などを当たるべきでしょう。
    イスラム教・ユダヤ教にはキリスト教の原罪の意識がないという違いが、様々な点で現代国際社会に大きな影響を及ぼしているように思いました。

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著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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