子どもは「この場所」で襲われる (小学館新書)

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著者 : 小宮信夫
  • 小学館 (2015年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098252602

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子どもは「この場所」で襲われる (小学館新書)の感想・レビュー・書評

  • ・犯罪機会論。
    ・「入りやすく、見えにくい」場所を避ける。
    ・景色解読力。
    ・「クライシス管理」より「リスク管理」。
    ・「欲望をなくすことができない限りは犯罪もなくなりません」(p63)。
    ・犯罪抑止の3要素「抵抗性」「領域性」「監視性」。
    ・地域安全マップづくり。
    ・コンパクトシティ。
    ・ミノルヤマサキ設計セントルイスブルーイットアイゴー団地。
    ・「「心を変える」のではなく、「心が変わる」ことを目指す」(p172)。
    ・割れ窓理論。
    ・ジンバルドー監獄実験、放置自動車実験。
    ・ニューヨークBID


    対症療法ではある。ある意味、性善説。

  • ■心理的に「見えにくい」二つのパターン
     ・荒廃した場所(管理が行き届いていない場所)
      ~割れ窓理論
     ・不特定多数の人が集まったり,行き交う場所
      ~他人への関心が分散
    ■「傍観者効果」
     ・皆が気付いていて誰も何も言わないということは,たいしたことはないのだろう
    ■「責任拡散論」
     ・自分だけが責められることにはならないだろう
    ■「クライシス管理」より「リスク管理」
     ・防犯知識がない人ほど,クライシス管理を志向
    ■危ない場所を見分ける基準は「入りやすい」「見えにくい」
    ■「人」ではなく「場所」に注目するアプローチの方法を「犯罪機会論」という。
    ■「人」に注目するアプローチの方法を「犯罪原因論」という。
     ・同期を確定するのは容易ではない
    ■犯罪研究の先進国では「犯罪原因論」よりも「犯罪機会論」
    の方が社会に深く浸透
    ■「不審者」という言葉は日本だけ
     ・人に注目するため「不審者」という言葉が生まれる
    ■犯罪抑止の三要素(抵抗性,領域性,監視性)
    ■抵抗性:犯罪者から加わる力を押し返す性質
     ・恒常性(ハード面:ドアロック,強化ガラス,非常ベル)
     ・管理意識(ソフト面:リスクマインド,指差確認,整理整頓)
    ■領域性:犯罪者の力が及ばない範囲を明確にさせる性質
     ・区画性(ハード面:ガードレール,フェンス)
     ・縄張り意識(ソフト面:パトロール,防犯看板)
    ■監視性:犯罪者の行動を見張り,犯行対象を見守る性質
     ・視認性(ハード面:ガラス張り,防犯カメラ,ミラー)
     ・当事者意識(清掃活動,挨拶運動)
    ■地域安全マップの作成により「景色解読力」が向上するほか,二つの副次的効果もある。
     ・学力向上 ・他人との絆
    ■軽微な犯罪をなくせば重大な犯罪も減る
    ■フィリップ・ジンバルドーの「監獄実験」
    ■きれいな車を放置すると何も起こらないが,フロントガラスを割った車を放置すると部品が盗まれる(窓が割れていると盗むという行為の心理的障壁が一段下がる)
    ■ケリングの「割れ窓理論」

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子どもは「この場所」で襲われる (小学館新書)の作品紹介

あなたの防犯常識では子どもを守れない!

「暗い道は危ない」「怪しい人に気をつけて」…と子どもに教えていませんか。そうすると子どもは「明るい道」「普通の人」なら安全と思いこんでしまいます。子どもを狙う犯罪者は、好みの子どもを見つけるために明るい道を好みます。また、身なりも普通です。こういう教え方では、子どもを逆に危険に近づけてしまうのです。避けるべきは「危ない人」ではなく、犯罪が起こりやすい「危ない場所」。危ない人かどうかは外見ではなかなかわかりませんが、危ない場所かどうかは判断する基準があります。それは明るい暗いとは関係ありません。
本書は、日本人で初めてケンブリッジ大学大学院で犯罪学を学んだ防犯のスペシャリストで、「地域安全マップ」の考案者でもある著者が、「危険な場所」を見分けて子どもを犯罪から遠ざける方法をわかりやすく解説します。この本をお読みになれば、普段何気なく子どもを遊ばせている近所の公園や空き地、学校や塾への通学路が危険かどうかがすぐにわかります。
親、祖父母、教師の方々必読の一冊です!


【編集担当からのおすすめ情報】
日本の防犯常識は世界の非常識と著者はいいます。欧米諸国の多くは場所に注目した防犯教育をしているのに、日本ではいまだに「危ない人の見分け方」を教えています。本書を読んで近所を散歩すると、きっと公園や道路の見方が変わるでしょう。

子どもは「この場所」で襲われる (小学館新書)はこんな本です

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