サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法 (edu book)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098401086

作品紹介・あらすじ

ジェフ千葉の下部組織育成コーチを務める池上さんの指導の特長は、「子ども自身に気づかせる」こと。本書では、大人がかまいすぎて子ども自身の気づく機会、考える契機をいかにつぶしているか、その現状を指摘するとともに、ではどうすれば子どもたち自身に気づかせることができるのか、そのコーチングテクニックをジェフでの指導方法を交えながら具体的に披露していきます。子どもに寄り添う姿勢、状況に沿った具体的な声のかけ方、気持ちの受け止め方、子どもの気持ちを鼓舞したいときにどうするか……。サッカーというスポーツを通してすこやかな人間形成を望む親たちのための、子育ての極意満載の書。

感想・レビュー・書評

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  • ラグビーコーチをさせて貰うにあたり、先輩コーチから借りた1冊。サッカー指導を長年している著者が実体験やスペインやブラジルでの学びについて凝縮されています。親やコーチが指示することで子供の考える力を奪っている。思い当たる節がありすぎます。子供が競技を好きになる為に、周りの大人はどう行動すればいいか、具体的に言葉に落とし込まれていて勉強になる。コーチだけでなく、子を持つ親なら必読です。

  • おっしゃる通りとしか言いようがない。指示せず子供に考えさせようと思った。

  • 「人生はサッカーの縮図である。」
    サッカーを通じて自立心や協調性等の人として大切な事を育む姿勢に共感すると共に、今の自分の子供の接し方に対して勇気を貰える良著だった。

  • オシムさんの本から池上さんを知り、読みました。育成年代の指導者として目前の勝利でなく、子どもたちが人生の勝者となれるように指導者側からの押し付けとならないように、子どもの好奇心を揺さぶるような日々の練習、子どもの模範となれるような在り方、子どもから引き出す問いかけなど日ごろから気をつけて取り組んでいきたいと思いました。

  • 全ての少年サッカーに関わる人は絶対に読むべき。
    指導者、親は特に必読。
    サッカーだけではなく子育てにも共通する内容だと思う。
    自分のサッカー指導者としてのバイブル的な本。
    サッカーは自分で見て考えて実行することが必要なスポーツ。だからこそ、指示命令的な指導では育たないし、自分で考えさせないといけない。
    そういう場面をいかに作るか。
    そしてサッカーを子供が楽しめるようにすること。子供はサッカーを勝つためにやってない。上手くなるためでもなく、レギュラーになるためでもない。ただ楽しいからやっている。
    それを忘れてはいけない。。。

  • 元京都サンガFCのJリーガーの池上さんは、今はジェフの子供たちのコーチをしている。
    その中で、コーチ主導ではなく、いかに子どもたちが自分で気づき、改善しながらサッカーを楽しみ、人として成長していけるようにサポートしている。
    サッカーだけでなく、子供に関わっている人全てに読んでほしい内容。
    日本の子どもたちに必要とされることが書いてある。

    ★勝ちにこだわらない
     負けても得るものはある。
     子供は落ち込むが、親まで落ち込まない。
     スペインの親子のように、カフェで楽しく話をして帰るくらいの気持ちがちょうどよい。
     相手ではなく、昨日までの自分たちとの比較をする。(スラムダンク勝利学)

    ★「楽しい」を目指す
     耐える、苦しむ、我慢するでは悪い影響。
     イメージするのは、喜びを感じた瞬間

    ★中途半端にスポーツをしてきた親が危ない
     中学や高校での苦しい部活をイメージしている
     余裕をもって子供の思いを尊重することが大事。
     自分で考え判断できるように

    「嫌われる勇気」に通ずるところがたくさんある。
    相手を認めること
    他人と比べないこと
    好きなことだからこそ、サッカーを通して気づけることがある。
    親として邪魔をしないように、最大限の協力をしていきたい。

  • ジュニアサッカーの指導法として非常に参考になる内容。読んだ翌日に自チームのミニカップ戦だったので実践してみたら格上チームに次々と勝ち優勝してしまった。

  • 名著。何度も読み直したい。

  • 読んでないけど、レビューを読んで。良い本そうだった。

  • コーチングの本。
    子どもの自立のためには自分の頭で考える習慣が必要。そのためにはコーチが具体的な指示を出したりせず、子ども同士で議論させること。小学生の段階で一試合ごとの勝負にこだわり、大人の指示通りに動かすべきではない。まずサッカーを楽しむ。

    <印象的な言葉>
    著者は「スター・ペアレンティング」を学んだ5つのポイントを紹介している。
    個人的には「①問題を避ける」が刺さった。子どもの失敗を咎める前に、そもそも問題になる原因を作らなければいい。お菓子のつまみ食いを咎める前に、手の届くところにお菓子を置かなければよい。

    ①問題を避ける
    ②よい行動を見つける
    ③子どもの感情を認める
    ④限度を設ける
    ⑤新しいスキルを教える

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著者プロフィール

1956年大阪生まれ。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼年代や小学生を指導。
2002年、Jリーグのジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。
2003年より小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」の隊長として、千葉県内の保育所、幼稚園、小学校、地域クラブなど190カ所で指導した。
2010年1月にジェフを退団し「NPO法人I.K.O市原アカデミー」を設立。千葉大学教育学部、東邦大学理学部、東京YMCA社会体育専門学校で非常勤講師を務めた。
2012年に京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクター就任後、育成・普及部部長などを歴任。これまで指導した子どもはのべ60万人を超える育成年代指導のカリスマ的存在。実践現場での経験を活かした著書多数。

「2019年 『チームでは教えてくれない プロサッカー選手になるために大切なこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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