千羽鶴 (新潮文庫)

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感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001234

感想・レビュー・書評

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  • 「僕はね、不具じゃないよ。不具じゃない。しかしね、僕の汚辱と背徳の記憶、そいつが、まだ、僕をゆるさない。」

  • 何故か父親の妾が出しゃばる。

  • 川端康成のむっつり感がよく出てる。親子と男女と清純と汚濁がある。

  • だから何だっていうのかわからない。

  • 高校時代の愛読書を読み直してみた!

  • 川端康成の持つ淫靡な世界が堪能出来る作品の一つ。同時期に書かれた『山の音』の方が実は好みではあるが、今風に謂えば、キャラの立ち具合が絶妙で唸らせる。川端世界が苦手な人には、何と謂う事も無く通り過ぎてしまう作品なんだろうなぁ

  • 完結してほしかった!

    焼き物がエロく感じられて仕方なくなってきました。撫でてさすられて口をつけられて、回されて・・・
    もっと焼き物や茶道の作法に詳しければ面白かったのかもしれない。

    ちか子が、話のスパイスとして、世俗を象徴させるものとしてはこういう人物造形で仕方ないとわかっているんだけど、途中から嫌になって仕方なかったです

  • 鎌倉円覚寺を訪れた帰りの新幹線で読みました。美しく妖艶な太田婦人が門の陰に居るところがありありと浮かび、非常に生々しく感じました。

  • 山の音と同時期の作品。最初の50ページを読めば川端康成がいかに天才かが理解できる。

  • 語り手と女たちとの関係、そして茶器。その二つが絡まって何とも言えない官能を浮かび上がらせている。良い意味でいやらしい作品。

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著者プロフィール

一八九九(明治三十二)年、大阪生まれ。幼くして父母を失い、十五歳で祖父も失って孤児となり、叔父に引き取られる。東京帝国大学国文学科卒業。東大在学中に同人誌「新思潮」の第六次を発刊し、菊池寛らの好評を得て文壇に登場する。一九二六(大正十五・昭和元)年に発表した『伊豆の踊子』以来、昭和文壇の第一人者として『雪国』『千羽鶴』『山の音』『眠れる美女』などを発表。六八(昭和四十三)年、日本人初のノーベル文学賞を受賞。七二(昭和四十七)年四月、自殺。

「2022年 『川端康成異相短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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