シェルパ斉藤の犬と旅に出よう (新潮文庫 さ 55-2)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101004228

感想・レビュー・書評

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  • 昔々、BEPALの連載は楽しみにしていたので、読んだような気がするところも多かったが、ニホの追悼旅のところは知らなかった。
    こういう「ワガママ旅」は、今の時代、なかなか難しそうだなあ。

  • 昔、飼っていた犬が、「散歩に行くよ」と言うと、大喜びで家の庭を走り回ってました。この本を読んで、当時の、ことを思い出しました。犬って、かわいいですね。

  • 著者の愛犬への愛情をたくさん感じる<3

  • 「斉藤政喜」の旅日記『シェルパ斉藤の犬と旅に出よう』を読みました。

    『シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅〈5〉』、『犬連れバックパッカー シェルパ斉藤と愛犬ニホの旅物語』に続き「斉藤政喜」作品です。

    -----story-------------
    「犬がいて旅に出られない」ではなく、「犬と一緒にいたい」からこそ、犬を連れて旅に出よう。
    耕うん機で九州縦断の旅、不思議な犬に出会ったヒマラヤ・トレッキング、子犬の初登山、一歳の元服の旅でしたお遍路行、そして急逝した元祖バックパッカー犬「ニホ」の墓石を拾いに日本海へ。
    必携の装備、乗り物の利用法、最適のクルマは?など実践コラムを加えた、涙と笑いのほのぼの紀行。
    -----------------------

    『犬連れバックパッカー シェルパ斉藤と愛犬ニホの旅物語』の続篇で、「シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅」の流れを汲む作品、、、

    前作で登場したゴールデン・レトリバーの「ニホ」に加え、本作品からはラブラドール・レトリバーの「サンポ」、その娘「トッポ」も加えた3匹の愛犬と「シェルパ斉藤」の生活や旅が楽しめる一冊になっています。

     ■はじめに
     ■第1章 サンポと行く九州耕うん機の旅
     ■第2章 ヒマラヤの犬
     ■第3章 トッポ初登山
     ■第4章 トッポお遍路の旅
     ■第5章 ニホ追悼の旅に出た
     ■あとがきにかえて
     ■解説 野田知佑
     ■犬のプロフィール

    「サンポ」との出会いと、九州での「サンポ」との初めての二人旅、

    ヒマラヤでの「タロウ」との不思議な出会いとトレッキング、そして別れ、

    「サンポ」の出産と、その娘「トッポ」との八ヶ岳登山と、四国お遍路の旅、

    そして、「ニホ」の死と、日本海を目指す「サンポ」・「トッポ」との「ニホ」追悼の旅、

    犬と一緒の思い出深く、心温まる旅の数々を愉しませてもらいました… 犬を飼いたくなっちゃいますね。

    紀行の間に挿入されている、犬との旅に関するコラム… 犬との旅に欠かせない装備や、交通機関を使いこなす知恵、登山や海外渡航での制約 等々、、、

    参考になりましたね… まっ、実際に犬を飼っているわけじゃないので、将来に向けた参考ですけどね。

  • シェルパ斉藤さんの犬連れバックパッキング紀行。

    愛犬のニホ、サンボ、トッポを愛情深く育て、旅を通して絆を深め、理想の犬連れバックパッカーをしています。またヒマラヤでは不思議なガイド犬と遭遇したり。犬に心底愛されてしまいます。犬は犬好きな人と苦手な人とを瞬時に判断しますが、シェルバ斉藤さんは間違いなく前者なのでしょう。

    長男の名前が一歩で、二男が南歩。愛犬の名もその流れで付けられますが、本当の意味での家族だと思え微笑まかったです。

    途中ニホが亡くなる悲しい場面があります。でも、それを受け止め、家族や跡を継ぐサンボ、トッポの存在はとても大きいです。時速8キロの耕耘機の旅とか、なかなかマネのできないのんびり旅は男のロマンではないでしょうか。目的を持って、それでいて自由。家族の理解も相当なものだと思いますが、本人の大らかさが和みをもたらします。

    ヨーロッパなんかだと、公共の乗り物に普通に犬が乗れたり、レストランに一緒に来ていたりも当たり前です。愛犬家の一人として、きちんとマナーを躾けられている点にも頭が下がります。日本ではペットは多いけど、反面犬を毛嫌いする人も大勢います。ペットを我が子の様に可愛がっても、公共の場で「うちの子に犬を近づけないで!」「バッチイから触っちゃダメよ」なんていう心ない母親がいるのも現状です。

    日本も先進国として、犬にも心の余裕が持てる国になるといいな、と思いながら読了しました。

  • 犬と旅をするにあたり(国内、海外問わず)必要な装備、
    乗り物の利用法等、コラム内で紹介されており、
    実践的(?)な内容も記載されておりました。

    我が家で昔飼っていたビーグルでは旅行中ここまで
    行動してくれないなぁと思いつつ、
    本の中に登場する犬達が何とお利口なこと・・!

  • 読んでて嬉しくなる本。

  • シェルパ斉藤さんは本当に犬が好きなんだ、と思わせてくれるような一冊。犬との関係を主人とペットというのではなくむしろ、信頼できるパートナーとして捉えております。
    ほのぼのとさせてくれます。

  • 犬連れトレッキングの参考にもなるが、何よりも文章の端々から著者の愛犬へ対する愛情がひしひしと伝わってくるのがイイ。

  • 無駄口も叩かず、こちらの話に耳を傾け、不平不満もめったに口にしない。犬は旅の道連れに最適、だね。
    著者の愛犬への溺愛ぶりに、読んでるこちらもにっこり。

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著者プロフィール

1961年、長野県生まれ。紀行作家であり、地球を歩いて旅するバックパッカー。歩く旅以外にもヒッチハイク、耕うん機の日本縦断、犬連れ旅など、型にはまらない自由な旅を40 年以上続けて、シェルパ斉藤の名で紀行文を執筆。踏破した国内外のトレイルは60 本以上、泊まった山小屋は160 軒以上、テント泊は1000 回に及ぶ。1995 年に八ヶ岳南麓に移住し、セルフビルドした家に暮らす。
『シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅1 ~ 5』(小学館文庫)、『犬連れバックパッカー』(新潮文庫)、『東方見便録』(文春文庫)、『シェルパ斉藤の遊歩見聞録』(小学館)、『シェルパ斉藤の親子旅20 年物語』(産業編集センター)など、著作は30冊を超える。

「2023年 『あのとき僕は シェルパ斉藤の青春記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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