- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101006147
感想・レビュー・書評
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太宰の随想集。「川端康成へ」や「如是我聞」の志賀直哉への悪罵雑言には、自分に批判的な人に対しては喧嘩を売って見境なく怒るという片腹痛いものがある。子どものような面があり、なお言ってることはまともであり、まっすぐなところが愛される由縁でもあろう。2021.11.19
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太宰の評論を初めて読んだ。
気付かされる言葉が多く、たまに読み返して、その言葉を思い出したいと感じた。 -
私は太宰治という人が書いた文を理解できていないと思っています。
この本は小説ではありません。
太宰作品は小説もそうですが、なぜか面白いと思う自分がいます。
どんなものも理屈ではないのですが。
そして太宰治は今を生きてる感じがします。
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太宰治の随想集。「如是我聞」と「織田作之助君の死」が収録。全般的に太宰だなあと思えてしみじみする。唐突に出てくるフランス語等に戸惑う。
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「如是我聞」の志賀直哉批判がすごい……ちょっとやり過ぎじゃないと思ってしまう。伝統的なものに対しての反発の意気込みが伝わる。
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クスっと笑ってしまうんだ。
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芥川に触発されたんだろうなー。やや過剰に暗さが出ている。あんまり考えちゃだめだよ。ま、考えないのが一番だめだけど。
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3/30
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読んでて共感できる部分が結構あったのでこの評価。といっても内容は誰しも考えるような事が大半。それを太宰が書くからこそ愛おしい。
太宰治の人間性に惹かれない人、太宰治の作品を全く読んだことのない人にはおススメしません。