- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101010045
感想・レビュー・書評
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三四郎が里見美禰子に恋する。結局実らない。佐々木は適当な人間。stray sheep
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一番いいなと思った表現は
「青春の血が暖かすぎる」
夏目漱石から出てくる言語表現に美しさを感じずにはいられない物語。
目まぐるしい毎日と戦う三四郎はとにかく純粋すぎてかわいい。
美禰子さんをみていると、当時の女性の息苦しさの規模がよくわかる。
また歳をとってから読みたい一冊です。
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「それから」「門」へと続いていく3部作の1作目。地元九州から上京して東京帝国大学に入学した三四郎のキャンパスライフを描いたもの。与次郎との付き合い、美禰子との恋、広田教授のための運動など、様々なことが起こる度に懊悩する三四郎に注目されたい。
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2021/06/06
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時代が古いので価値観や考え方にイマイチピンとこない部分もあるけれども、三四郎の周りに流されながらもマイペースに生きる生き方や、それぞれの行動から感じとる心の動き、会話の面白さはスゴイと思った。夏目漱石の本がずっと読まれ続ける理由の一端がわかったような気がします。
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前期三部作の一つと聞いていたので、何やら難しいのかと構えていたら、意外にとっつきやすくて面白かった。坊っちゃんほどは明朗ではないけど、これも一つの青春小説。
与次郎のキャラが気に入った。金城一紀のレボリューションシリーズに出てくる高校生みたいだ。 -
「三四郎は切実に生死の問題を考えた事のない男である。考えるには、青春の血が、あまりに暖か過ぎる。眼の前には眉を焦す程な大きな火が燃えている。その感じが、真の自分である。」
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理解できなかった、、、ということは、まだ未熟なんだな私は。