浮雲 (新潮文庫)

著者 : 二葉亭四迷

• 新潮社 (1951年12月18日発売)

感想・レビュー・書評

[glicina05さんの感想 · 2016年1月10日]

無器用な文蔵とおせいちゃん。世渡り上手な友人の本田。ヤキモチから反対の態度でおせいに辛くあたつ文蔵。いつの時代もこんな恋心はあるんだな。

[おぼろさんの感想 · 2015年11月12日]

主人公の内海文三は人員整理で役所を免職になってしまった。
しかし友人の本田昇は人員整理を免れて出世し、従妹のお勢の心は本田の方を向いていく。お勢の心変わりが信じられない文三は、本田やお勢について自分の中で様々な思いを巡らしながらも、結局は何もできない。