井伏鱒二対談集 (新潮文庫 い 4-10)

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  • Amazon.co.jp ・本 (411ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101034119

感想・レビュー・書評

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  • 人は 会話のやり取りの中で
    ますます その人と なっていく

    そんな格言が出てそうな
    そんな一冊です

    「諧謔」という言葉が
    しっかり生きていた時代の証言になっていますね

    この人選をした編集者は
    なかなかの眼を持った方ですねぇ

    はい、上記の格言? は
    いま 思いついたものです

  • 2009/8/22図書館で借りる
    2009/8/24一通り読了

    井伏鱒二の対談集です。ほのぼのとした対談がいいですね。

    自然と文学(深沢七郎との対談):
    呉、鎌刈り、恋ヶ浜、一宮

    『黒い雨』その他(神保光太郎との対談):

    文学・閑話休題(永井龍男との対談):
    志賀さんの作品を翻訳したって味はわかりはしないしね。小林秀雄などの文章は翻訳できない。絶対できない。
    鴎外はドストエフスキーの鰐をロシア語ではなくドイツ語で翻訳したのだろうが、鴎外にはその面白さがわかるのだろうな。滑稽というか、そういうものがね。別な響きがあるのじゃないかな、ロシア語では。同じ言葉でも、幽玄だったり、すごみがあったり、いろいろな表情を持っているのではないかな。それはわかりはしないが。チェホフにもあるのかもしれないな。

    釣談義 浮世問答(開高健との対談):

    文学青年窶れ(尾崎一雄との対談):

    地理・歴史・文学(河合徹太郎との対談):


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著者プロフィール

井伏鱒二 (1898‐1993)
広島県深安郡加茂村(現、福山市加茂町)出身。小説家。本名は井伏満寿二(いぶしますじ)。中学時代より画家を志すが、大学入学時より文学に転向する。『山椒魚』『ジョン万次郎漂流記』(直木賞受賞)『本日休診』『黒い雨』(野間文芸賞)『荻窪風土記』などの小説・随筆で有名。

「2023年 『対訳 厄除け詩集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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