- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101050270
感想・レビュー・書評
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基本的に戯曲を「読む」習慣がなかったので、その例に漏れず三島のものも戯曲には見向きもしなかった。しかし先日、「鹿鳴館」が意外に面白かったので古書店で見かけてこれも購入。
話の筋は勿論だけど、台詞の文章がとても好み。戯曲でも三島は三島だなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マルキドサドの婦人
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戯曲って、あんま得意じゃない。
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ヒットラーは読みませんでした。
機知に富んだ文章が素敵。ただ私の脳味噌では理解しきれない部分も…。 -
サドと来れば、やはり三島のこの傑作をあげない訳にはいきません。三島があまり好きではない私ですが、『サド侯爵夫人』の技巧をこらした修辞てんこ盛りの科白は、読んでいても聴いていても、思わず金縛りにあうような心地になります。
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もうなんか。わぁー、三島由紀夫だぁ!!みたいな笑。片手コーラでテレビ付けながらなんて状態でとてもじゃありませんが読めそうにありません。こうも綺麗な言葉で、こうもきわどいこと書かれるとぽーっとしちゃいます笑。
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二篇の戯曲が収められています。著者によると、これは対を成す作りとなっているそうです。どちらもほぼ台詞だけで構成されますが、よく考え抜かれた筋に何度も唸らされます。なるほど、そうだよなあと思わず独りごちてしまうことが多々有るのです。
どちらも大変面白く読めますが、私は特に「わが友ヒットラー」の台詞に驚かされました。鮮やかに核心を突いていると思います。 -
男女の対極な戯曲を詰めた本。
さらっと読めてしまうのですが、その読後に引き摺る感覚は流石だと思います。
馬鹿な男の多い本。 -
戯曲形式なので、慣れないと読みにくいかも。
でも、好きな物語です。 -
サド侯爵夫人の方がすきでした。とても華やかで、美しい本。