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- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101090016
感想・レビュー・書評
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家内オススメの本。熱愛というか、めんどくさい男というか。にしても真っ直ぐで読みやすくわかりやすいし、情景も思い浮かびやすい書き方だった。
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浪漫主義に貫かれた作品。
人妻を愛してしまった男が愛に生き、人生を犠牲にするお話。
と、いってもそれはひたすらに精神的な「愛」なのである。
冬山にこもって生活してみたり、相手の子供の学校から思い人の
住所を探り当てたり、主人公はひたすらに行動する。
恋愛というより忍耐、修行、そんな言葉が当てはまる。
確かに美しいが、双方の独りよがりな恋愛をみているようで
違和感が残った。 -
本当にあの人だけを愛しつづけました――<わたくし>が愛した女には、夫がいた。学生時代、京都の下宿で知り合ったときから、<わたくし>の心に人妻へのほのかな恋が芽生え、そして二十余年。二人は心と心の結び合いだけど、相手への純真な愛を貫いた。ストイックな恋愛を描き、ゲーテの『ウェルテル』に比較される浪漫主義文学の名作。英、仏、独、中国語など六ヶ国語に翻訳された。
解説・保田与重郎