白い服の男 (新潮文庫)

著者 : 星新一

• 新潮社 (1977年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[水琴桜花さんの感想 · 2019年7月7日]

筒井康隆、小松左京ときたら、星新一も並べて置こうと思ってエントリーしました。『ボッコちゃん』と迷ったけど、こっちに。
暴力を抑圧することが暴力的なんだ、とまとめてしまうと単純ですが、星新一にかかれば切れ味鋭いショートショートになります。着想とかプロット自体に真新しさはないんですが、人間の本質をついてる感じがするんですよね。書けそうで書けない、というのが星新一流ショートショート。


ちなみに余談ですが、著作権を管理してる娘さんが他人の作品にいちゃもんつけてパクリだなんだと騒いでいたのは星新一の名に泥を塗る行為だと思いました。古い話ですけど。

[circonflexeさんの感想 · 2014年10月8日]

『特殊大量殺人機』各人が所有しているだけで相手を牽制できる点が面白い。

新潮文庫版『午後の恐竜』と作品名の載せ方のレイアウトや作品の収録数に似通ったところがあるなと気付いたが、早川書房版『午後の恐竜』の後半10編を収録したから、新潮文庫版『午後の恐竜』と同じレイアウトにしたのかなと思案。

[aliceiwlさんの感想 · 2014年5月5日]

星新一のディストピア。
簡潔な文章ながら、それだけに怖い。

[miz300さんの感想 · 2014年1月31日]

皮肉、社会風刺が強めに思います。子供にも読める星新一の掌編はたくさんありますがこれは大人向けでしょう、白い服の男。

[あほうさんの感想 · 2011年3月10日]

どこかで読んだことがあるんじゃないかと思うのに、読んだことない話

[あや0212さんの感想 · 2010年7月24日]

星新一の短編はやっぱり好きだなあ。
がーっと読める。
(10.08.01)

近いほうの図書館。
(10.07.24)

[aiooxxさんの感想 · 2010年5月29日]

時の渦・殺人兵器が印象に残った。

[やきそばパンさんの感想 · 2010年5月26日]

久しぶりに読み返したら、その内容のブラックさに驚いた。
寝る前に読んだら、寝られなくなった。

[harumeさんの感想 · 2009年5月28日]

白い服の男は、正義の味方？
次から次へとあばかれる悪とたたかうはずが、とんでもないことに。
過去からよみがえったり、他人の不幸を公共電波で楽しんだり。
ちょっとブラックでふしぎな物語。
社会の悪とはこんなにスパイスのきいたものであったとは。思いもよらない展開にすすむ。

[tomonecoさんの感想 · 2009年1月8日]

図：いや〜！やっぱりショート・ショートの星新一☆　コレ小学生で読んでのね、自分。偉いゾ！！

著者プロフィール

1926 - 1997。ＳＦ作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本ＳＦの草創期から執筆活動を行っており、日本ＳＦ作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」