おせっかいな神々 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098180

感想・レビュー・書評

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  • 隙間時間に挟み込むショートショート。
    不思議なストーリーだらけです。
    ただ、印象に残った作品が今回は少なかったかなぁ。

  • 星新一氏の作品は、サクサク読み進められるのと、1話が短くまとまっているので大好きです。

    久しぶりにamazonで見かけて、立て続けに読んでみましたが、時代を感じさせない設定や、異世界観は、一気に惹きつけさせられますね。

    気がつけば、読み終わってしまう→新しい本を買うのサイクルは、永遠に舐め終わらないペロペロキャンディーのように、幸せが続いていくのです。

  • 『ようこそ地球さん』に心奪われて、早速『おせっかいな神々』を手に。星新一のショートショート三原則(セックスネタ、時事ネタ、残酷ネタを扱わない)が深みにハマってしまい、またもや一気読み。ちょっとズルいこと考えたり、楽な道を選ぶと必ず神様がみてて、ちょっかい出してくる。宇宙ネタの『ようこそ〜』に対してこちらは全般ネタ。いつも裏切らないショートショート。

  • 初めて読んだ星新一作品。

    どの短編も登場人物の思惑通りにはいかない皮肉の効いた終わり方が面白い。

  • 懐かしいです。

    中学生の頃、読んだんじゃなかったかな。
    確かこれが、私の「初星新一」でした。

    私はこの中の「隊員たち」という話に出てくるペットの名前「キッピちゃん」がインパクト強すぎてどうしても忘れられず、ゲームのプレイヤー名にしたり、子供たちを意味なくその名前で読んだりと使わせてもらっていました。

    他にもマスコットの話とか、サービスとか、「あー、読んだな~これ」と思い出す作品いっぱいでした。

  • 既読本

  • 私が持ってるこの本は74刷のやつでした、ヤバいな

  • 中学生の時に夢中になって読んだ星新一のショートショート。○10年ぶりに読んでみたが、今でも充分に楽しめる!

  • 最後にぞっとするような、残酷な、でも神様ってこんな風に自由奔放で無慈悲なんだろうなって。面白かったです。

  • こんなにショートショートが詰まってこんな破格なお値段で買えるだなんて。
    あまり長い時間本読むのが苦手、そういう人にとっても星先生の本は優しいですね。

    「出来心」、「古代の秘法」、「死の舞台」、「税金ぎらい」、「夜の事件」、「効果」あたりが特に好きです。

    何回も読み返して何回も騙されたい。そんなお話が詰まってました。

  • 読んでいる途中。現段階で印象に残っている話は「マスコット」。金貨を買ってキーホルダーにして常に持ち歩きたいレベルで好きな話。

  • 『現代の美談』『『奇妙な旅行』『古代の秘法』『保護色』『箱』『四日間の出来事』『午後の出来事』がお気に入り。

    『箱』何かと人生を共に歩むことで、人生はゆっくり進んで、色付いたものになり、最期のときも満ち足りた気分に浸れるのかもしれないと感じた。

  • 星新一さんの世界がつまっています。

  • 星新一の世界がこの本の中に!

  • 読書録「おせっかいな神々」3

    著者 星新一
    出版 新潮社

    P92より引用
    “例によって高い値段をつけ、売りつけてし
    まったのだ。どうも妙な時代になったもの
    だ。幸運のマスコットなら、簡単に手ばなさ
    なければいいだろう。また、買うほうも買う
    ほうだ。そんなことに少しも不審を抱かず、
    言い値どおり支払った。”

     目次から抜粋引用
    “笑い顔の神
     死の舞台
    保護色
     歴史の論文
     伴奏者”

     ショートショートの代名詞とも言える著者
    による、短編小説集。
     あるところの平凡な村の平凡な男が、木の
    像を拾ったのだが…。(笑い顔の神)

     上記の引用は、幸運のマスコットの心情を
    表した一文。貴方だけに教えますとか、貴方
    は選ばれた幸運な人ですなどといって、人に
    何か商品を勧める宣伝文句には、よくよく気
    をつけなければいけませんね。
    本当に美味しい思いをすることが出来る物は、
    誰も人に教えずに独り占めしようとするのが、
    本音なのではないでしょうか。
     皮肉で意地悪な感じのする話がありますが、
    それだけに示唆に富んでいると思います。

    ーーーーー

  • ブラックユーモアが味わえる。

  • 短編集は苦手な方(人物の立場から話を眺めるのに時間がかかるから,ころころと人間が変わられると面倒になる)だけど,この人のは全く苦にならない。

    何でだろうなー。
    どんな人間にも共通するような最低限の要素を描いているからだろうか。
    筋書きが突拍子もないからだろうか。

    なんにせよ,読後感がこれほどさっぱりする小説家さんはあまりいない。

  • 星さんの本はどれも素晴らしいですが、このお本もかなりクオリティの高いストーリーが多い。そのうえ全て読み終えるとタイトルの「おせっかいな神々」が上手いなるほど!と思えるからなお気持ちがいい。はじめから用意してあったタイトルなのだろうか?結果的には作品集としての纏りも感じる。一番好きな作品は「箱」とても心地良い感動だった。他には「古代の秘宝」「死の舞台」「権利金」「狂気と弾丸」など。いろいろな神の仕業があるものだ。

  • 星新一のショートショートはやはりテンポと最後まで言い切らない書き口がおもしろい。この本もまた星新一らしい一冊だった。

  • 似てる話も多いがそれでも面白い。

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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