ノックの音が (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 192
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098333

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  •  「ノックの音がした。」で始まるショートショート15編。「金色のピン」「和解の神」が好き。「夢の大金」とか「しなやかな手」とか、短い中に2回サプライズを入れられるのはすごい。

     星新一のショートショートを自動生成するプロジェクトがあるみたいだけど、豪邸の中で金庫を巡って2回サプライズを起こせばそれっぽいのが出来ちゃう気もする。

  • 「ノックの音が」4

    著者 星新一
    出版 新潮社

    p68より引用
    “他人の家庭内の問題に口を入れ、
    抜きさしならなくなるのを警戒しているのかもしれない。”

    ショートショートの代名詞とも言える著者による、
    ショートショート作品集。
    全ての話がノックの音から始まり、
    極めて狭い範囲というよりほとんど一室で話が完結します。

    上記の引用は、
    夫婦げんかを取り上げた話の一文。
    夫婦げんかは犬も喰わないと言うか、
    触らぬ神にたたりなしというところでしょうか。
    誰でも面倒事には関わりたくないものです、
    仲が悪いと評判の夫婦にはうかつに近寄らないほうがいいかも、
    しかし隣がそういう家だと本当に大変そうです。
    世界の平和を考えるなら、
    まず身近な人間関係の平穏を大切にしろとは、
    どこかで聞いた言葉ですが、
    周りの人達のためにも、
    夫婦げんかはこじらせないで欲しいものです。

    ーーーーー

  •  ノックの音とともに、二日酔いの男の部屋にあらわれた見知らぬ美女。親しげにふるまう彼女の正体は?
     いったい、だれのところへ、どんな人が訪れて来たのか。その目的は。これから部屋の中で、どんなことがおこるのか・・・。サスペンス、スリラーからコメディーまで、「ノックの音」から始まる様々な事件。意外性あふれるアイデアと洒落たセンスで描く15のショートショート。


    センス感じる!

  • 中学の国語の先生が、授業の終わりに一話ずつ読んでくれて、それがとても楽しみだった。
    児童文学を卒業するきっかけになった思い出の一冊。

  • 思わずニヤリとしてしまうオチばかりで楽しめた。
    星新一のショートショートは読み易いので通勤の時とかに最適だけど、気が付けば変な顔になっているので注意が必要です。

  • 星新一の本を読むのは初めて。ショートショートの名の通り地下鉄に乗ってる間に1話読み終える。短い話の中でちゃんと落ちがあるのが凄い。全て室内での話で飽きてしまった面もあったけど。星新一の違う本も読んでみたくなった。とにかく読みやすい。

  • 久々に読んだショートショート。短い分テンポが良いので、同じような始まりでも飽きずに読めました。

  • 初・星新一で読みましたが衝撃でした。
    題名通り「ノックの音がした」で始まるそれぞれのストーリーに
    予想外で意外な結末が新鮮です。

  • ショートショートなので何個か読んでいるとパターンとか展開とか考えながら読むんだけど、読むたびに私の予想・読みが裏切られる感じが気持よかった。キム兄がお勧めしてたんで読んでみました。

  • ショートショートストーリーで、話の冒頭が「ノックの音がした」で始まる。中学時代に見たが同じ冒頭なのに色んな話が詰まっていて満足のいく作品だった。

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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