わるいやつら(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101109084

感想・レビュー・書評

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  • 犯罪小説(?)とりあえず主人公の男がくず過ぎる。主人公によってくる女もただ単にたぶらかされているだけでなく主人公を利用しようとしてるのが良い。

  • 出てくる連中が、本当に悪いやつら。

  • わるいやつら上巻読了。やっぱりすごく読みやすかった。そしてこれ、読み終わってみるとますますタイトルがキャッチーに思われますね…グッとくるね…どこまでがわるいやつらなのか真剣に考えてます…みんなわるいやつらなの?わくわくするの?たぶん上巻が事件編なのかなー

  • 女好きでかつ金を巻き上げることに血道をあげる院長の転落記。女性から若さと金がなくなった時、人はどうなるか。現在不倫中の方にお薦めします。

  • 上下巻あって、各500page。
    上巻は、主人公・戸谷信一の自堕落な生活から殺人のきっかけを書いてて
    下巻は、自分が犯したことがどう自分に跳ね返ってくるか。
    を書いてあります~。

    上巻はね、普通の不倫ドラマみたいな感じ。
    下巻から追い詰められて推理小説っぽくなる長編小説よ。

    結局、女誑しで金を巻き上げるために殺した主人公が
    その女たちに嵌められちゃうんだけど、
    これはストーリー的にとっても面白かったわ~。

    っつうか、この主人公の男、どーしようもない奴だな。
    女もさ、んな男に嵌るなよ。って感じなんだけど、
    一番、賢かったのは槇村隆子と下見沢作雄だね~。
    やってかましたね~!!
    って、感じで後味の良い小説でしたぁ。

  • 久々の松本清張。
    戸谷はもちろん「わるいやつ」なのだが、どこか憎めない。
    さらに上をいく「わるいやつ」が出てくるくるのか下巻に期待。
    しかし、Nシステムがある現在、戸谷は上巻で逮捕ですね。

  • ドラマでやっていたようですが
    実際に原作は読んだことがなかったので
    古本屋さんで買って読んでみました。

    タイトルそのもので、登場人物は全員「悪人」です。
    話の流れは非常にわかりやすいのですが
    本当の「ワルイヤツ」は…上巻ではまだまだわかりません。

    人間の私利私欲からどんどん悪の底なし沼にはまっていく様子が
    非常に面白く、読むのを止めるのが惜しいくらいです。

    主人公の医者の男と
    この男を取り巻く女が4人
    そして、弁護士の友人

    どの登場人物も怪しいのですが…
    ひとりの若くて綺麗な女の腹黒さが気になりました。
    下巻が楽しみです。

  • おさないころにタイトルが耳に焼き付いていた話
    若干殺人工作は無理も感じられたが、ハラハラする展開は感じた

  • 松本清張の作品にしては、イマイチだった。
    自堕落な主人公の心理描写、
    話の進行は、さすがである。
    松本清張の作品だから、最後まで一気に読めたのかもしれない。

  • 社会的地位を利用して悪事を働く男。
    その周辺の人間関係と事件発生までを描く。

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著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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