わるいやつら 下 (新潮文庫 ま 1-9)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101109091

感想・レビュー・書評

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  • ダメ男のダメ人生。
    女とお金にしか興味がなく、結局は自分が一番可愛い主人公。

    人生はそんな風に思い通りになる訳ではなくて・・・。
    破滅していくまでの、彼の心情がもの凄く上手く描かれている。

  • おもしろかった。
    映像化されたときの戸谷役は誰だろうと調べたところ、
    ドンピシャな俳優さんでした。
    ドラマもみたいなあ。

  • 08.3.29

  • 上にもまして下はもっと面白い。
    こんな展開になるの?なんて読みながらびっくり。
    ちょっと想像できない展開。
    悪い主人公なんだけど、頑張れなんて応援したくなる場面もあり
    最後の刑事の種明かしは寝るのも惜しいくらい
    一気に読みました。
    米倉涼子さんのDVD見たくなりました。

  • これも、(上)と同じ最高のミステリーでもある。

  • 清張寫「惡」實在筆力驚人,讀著讀著越來越期待惡究竟可以走到什麼極致。可惜槇村隆子最後沒有如我期待是個「超級」惡女。畢竟擅寫惡女的清張所造出的惡之華,令人恨得牙癢癢又會上癮,所以不禁這麼期待著。

  • 最後の一行まで、ぐいぐい引き込まれてしまった。

    トリックや仕掛けは分かりやすいのだけれども、この本の真価はそういうところではなくて、
    人間の持っている個人的理由による悪を、読んだ人がどう捉えるかだと思う。
    ボクは不覚にも、戸谷に感情移入してしまった。

    「わるいやつ」を気取りながら、結局は
    “ふつうの人間のふりをしたほんとうの「わるいやつら」”にはめられていく様、そして
    地位やプライド、つかみかけたものすべてが滑り落ちていく様は、
    読んでいて、かなりドキドキものでした。

  • 途中で結末がわかってしまい、なかなか進まなかった。読んだあと、「わるいやつら」の「ら」の意味がよくわかった。説明しすぎてないところが想像できてよい。

  • やっぱり本当に悪い奴は主人公の他にいました。
    悪い奴が主人公というのは犯罪者の心理を好きなだけ描くことができるので、いいと思います。

  • 妻と別居中なのをいいことに愛人を二人もつくり、その愛人から金を巻き上げては槙村隆子というデザイナーにいれこんで
    、面倒事を友人に押し付けていた。
    そんな中愛人から夫殺しを依頼される その頃から歯車が狂い始める

    女達の逆襲がスカッとさせてくれる

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著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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