礼儀作法入門 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101111308

感想・レビュー・書評

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  • 2013年2月17日、読了。

  • 礼儀作法入門というタイトルだけど、別に礼儀の本じゃない。
    山口瞳という人の考え方というか、こだわりについて書かれたエッセイ。

    人の物事に対する考え方を知るというのはなかなか楽しい。
    物事をこんな風に見てるのかー、とか
    こんなとこ見ながら生きてるのかーとか。

    ま、めずらしく全部読まずに飽きてしまったんだけど。
    やっぱこの手のエッセイでは伊丹十三の「ヨーロッパ退屈日記」がダントツに面白いですね。
    なかなかあれを超える本に出会えない。

  • 礼儀(品行)よりも品性が大事でないかというのは、よくわかる。お見舞いをどうするかなども、なるほどと感じた。
    著者が50歳頃に書いた本だ。50歳ころになると、徐々に、あまり周囲との横並びを気にせずに生きていけるようになるんだろう。そんな表現が所々にあった。

  • 昭和50年の初版である。時代は変わっても、ここで指摘されている礼儀作法は、今の時代にも十分に役に立つ。
    逆にこれができれば、できない人間より評価されるかもしれない。

  • 再読。

    解説・中野朗

  • 山口瞳のダンディズムは憧れ。

  • 草競馬流浪記が遠征のバイブルなら、こちらは、人生のバイブルともいえる一冊。山口瞳さんの入門書としてもおすすめ。これ読んでわかりあえない人は、たぶん他の本を読んでもわかりあえないだろうし。

  • 健康であること。
    教養というものと礼儀作法が隣合わせとか難しく考えてしまう人は教養がない。
    礼儀作法とはエチケットである。天然自然が良い。

  • 「礼儀作法入門」という書名から連想されるような、礼儀作法に関する実用書、ではない。そういう部分もなくはないのだけれども、結局、酒の飲み方・ギャンブル・見舞・来客・背広の選び方・鞄等々に関しての、山口瞳のこだわりというか、好みというか、を紹介した本であり、山口瞳がどういう人かを理解する助けになる本、と言ったほうが良いと思う。GOROという雑誌に連載されていたということである。GOROは若者向けの男性誌であり、ヌード写真などが載っていた雑誌である。若い頃、僕もこの雑誌はよく買っていたが、山口瞳の連載については全く記憶がない。山口瞳よりはヌード写真の方が好きだったのだろう。

  • 堅苦しい礼儀そのものの説明ではなく、心持ちを教えてくれる一冊。意見はかなり偏っている部分もあるが、いちエッセイとして面白い。この本一冊読んだほうが形だけの礼儀を学ぶより全然良いと思う。

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著者プロフィール

1926年東京生まれ。小説家、随筆家。『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞受賞。おもな著作に31年間連載したコラムをまとめた「男性自身」シリーズ、『血族』『居酒屋兆治』など。1995年没。

「2014年 『ぐつぐつ、お鍋 おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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