カンガルー・ノート (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101121246

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わって、どういう話なのかピンと来ず。カフカの作品のように、主人公は意味も理由も判らぬまま、理不尽な目に遭い続けるが、あれが死出の旅路なのであれば、救いがない事甚しい。
    何より、安部公房は描写が生理的に無理である。『砂の女』の粘膜に砂が纏わりつく描写、『燃え尽きた地図』のゴキブリ食べる描写。そして本作の、脛から生えるカイワレダイコン。本当に暫く食べられなくなった。

  • よくわからなかった。つげ義春的なわからなさ。ひきこまれるけどわからない。

  • サカナクションの人お勧めの本
    脛にカイワレ大根が生えてしまって、医者にいくと ストレッチャーに乗せられ点滴をされるがそのストレッチャーが走り出し三途の川まで行くことになるという 解らない(私には)作品でした。 初めての阿部公房作品で頭がパニックです。
    もっと解りやすい(私でも)作品を今度は選んで読んでみようとおもいます。

著者プロフィール

安部公房
大正十三(一九二四)年、東京に生まれる。少年期を旧満州の奉天(現在の藩陽)で過ごす。昭和二十三(一九四八)年、東京大学医学部卒業。同二十六年『壁』で芥川賞受賞。『砂の女』で読売文学賞、戯曲『友達』で谷崎賞受賞。その他の主著に『燃えつきた地図』『内なる辺境』『箱男』『方舟さくら丸』など。平成五(一九九三)年没。

「2019年 『内なる辺境/都市への回路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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