渋谷の神様 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101132723

感想・レビュー・書評

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  • 再読。やっぱサイコー!

  • #52 ティッシュペーパー・ボーイ(ティッシュ配りさん)が孤独な人たちの魂を物語でつなぐ、バトンのような一冊です。(解説より)

  • 間違えて買った。そして面白くなかった。
    ありきたりの話が淡々と続いて、合間にティッシュ配りが唐突に登場してくる感じ。ティッシュ配り業界のPR誌なのかと思ったのだが、そうでもなさそうで、意味が良く分からない。
    ティッシュ・ペーパー・ボーイという言葉自体に、致命的にセンスがないように思うのだけど。

  • 苦手な短編なのに飽きずに読めた。
    ほのぼのしてて好き。

  • きっかけのアイテムとしては渋谷っぽい。実際のしつこいティッシュ配りは邪魔だけどね。

  • ささいなことがその後の人生に大きな影響を与えることもある。例えば道端でティッシュをもらうということでも。渋谷で、とあるティッシュペーパー・ボーイからティッシュを受け取り、人生の転機を迎える人々の連作短編集です。個人的には渋谷という場所はファンタジーより即物的なものが似合うイメージなんですが、この作品を読みながらその場所へ行ってみると違った視点で見られるようになるかもしれません。

  • 復職直後、本社への移動の間に読みたくて急遽購入。
    たくさんの人々の物語を、渋谷の「ティッシュペーパーボーイ」(ティッシュ配る人)にからめて展開するのだけど、面白くなかったー。
    物語も無理があるし、ティッシュペーパーボーイの活かし方もなんだかなあ、という感じ。
    登場人物にも魅力を感じないし、渋谷のあの雰囲気もうまくフィットしてないような。
    なにせあの「キャベツの新生活」を書かれた玉青さん作品。ラストで一気に面白くなるんじゃないかとひたすら期待し続けて読んだんだけど。。。。
    最後まで拍子抜け感のぬぐえない作品でした。

    うーん。ついてない。

  • 短編集。一番最初のは面白かったけど、進むにつれてオチが弱くなっていく。ちょっと都合が良すぎるのも気になる点。お店で「お一人ですか?」「そうよ、バツイチよ」「素敵ですね。それ、素敵です」には、一人とバツイチをかけているとはいえ驚いた。案外女性向けの小説かもしれない。

  • 多少傷ついても、結局傷は治るし、治ったあとは少しだけ強くなっていたりする。
    7年付き合っていた人に別れを告げにいく。
    このお話のシチュエーションはやたらとリアルで何となくチクチクする。

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著者プロフィール

作家。1963年生まれ。早稲田大学哲学科、東京大学美学藝術学科卒業。ニューヨーク大学大学院演劇学科終了。母・佐和子との日々を綴った『身がわり』で坪田譲治文学賞受賞。著書に小説『ねむい幸福』『キャベツの新生活』『車掌さんの恋』『月とシャンパン』『風の牧場』『ぼくたちはきっとすごい大人になる』『渋谷の神様』『カムフラージュ』、エッセイに『ニューヨーク空間』『雛を包む』『世界は単純なものに違いない』『恋するフェルメール』『三度目のフェルメール』など。

「2014年 『南下せよと彼女は言う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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