- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101134345
感想・レビュー・書評
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夫婦って素敵だなぁと思いました。表題作よりも「夫婦の朝」と「めおと蝶」が好きです。カッコイイ旦那さんと可愛らしく貞淑な妻という感じが良いです。
最初は男が書くにしては男性キャラが格好良すぎると思ったのですが、男が書くからこそかもしれません。寡黙で普段は愛想の欠片もないけど決めるところでは決める、というような男女問わず誰から見ても良い男だなぁって思うキャラが多い。女性作家が書いたらこんなキャラクターは描けないかもしれません。
逆に作中の女性は素直で従順過ぎるかなと思うこともしばしば。細かいところでは読む性別によって思うことが違うかもしれません。でも、夫婦って、結婚するって良いなぁと思わせてくれるのは一緒じゃないかな。
最後の「超過勤務」は毛色が違ってて、演劇の舞台を見ているような気分になりました。これはこれで面白いけど、なんか違和感がありました。 -
山本周五郎の愛情もの集。藤沢周平作品のように切なく、また、美しい。不思議な作家だ。。。
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愛情もの9編。「滝口」。女性の深層心理を無理なく表現されていて、意外な展開に感じいってしまった。11.10.27
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「つばくろ」「めおと蝶」いかにも周五郎だなぁ。
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私的には恋愛小説のバイブルです…といっても時代小説なんですけどね。
うっとりするような恋物語から夫婦愛に満ち溢れた優しいお話まで、短編がぎっしり詰っています。私のオススメは『夫婦の朝』旦那が渋い!嫁が可愛い! -
「扇野」「三十路ふり袖」が好きです。
「扇野」は、美しい!
「超過勤務」は意外な感じがしました。