- Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101137056
感想・レビュー・書評
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大金持ちが金を手放して貧に寄り添い、共に働くば貧を理解せ得るだろうか。
否、貧乏とは物の不足のみではなく「欠乏の恐怖と憂懼」も含まれる。差別も加えたのがこの部落。
逃げ続けることで追いかけてくるエタ。生まれで決まらぬと受け入れることで、エタは追うのをやめる。逃げきれられるものではないのだ。
「僕は結局のところ、恋愛とはその人にいのちの尊さをさとらせて、生きぬく力をつかませるものだと思うんです。」
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呆気なく戦死するもの、ひょんなことから病死してしまうもの、それでも良い人生だったと思われるもの、兵役でシベリアに行きながら生き延びて帰るものなど、過度な誇張も悲劇的な表現もなく、ドキュメンタリーを淡々と見せられているかのような描写が続く。一方で大正の時期の部落解放運動が本格化する流れ。この流れに巻き込まれながらも、人間の本質を追求しようとする若者ら。
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水平社結成だどー!
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何ページか、コピーした。
取っておきたい言葉が、いくつもあった。 -
2011/05/09:借り本。
2011/06/20:読んでいる途中で『日本の1/2革命』を先に読んでしまったり。
そのせいか水平社の設立が革命の準備段階に見えてしかたありませんでした(汗) -
講道落成式での、秀坊ん、孝二の演説シーンが圧巻。
研鑽は最大の攻撃力となり、最大の防御力にもなる。