人斬り以蔵 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101152035

感想・レビュー・書評

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  • 大村益次郎、岡田以蔵、吉田織部。
    三つ目までしか読んでません。
    他のもちょっと読んだけど、
    あまり興味を惹かれなかったので、、、。

    ただ、大村益次郎の事を知れたのは、
    かなりの収穫だった!!
    今後、大村益次郎についても勉強していきたいと思いました。

  • 司馬遼太郎さんの短編集。
    幕末や戦国時代のお話。
    *
    司馬遼太郎さんのお話は出だしから、がっつり読者の心を掴むよね。
    引き込み方がすごい。
    *
    表題作の「人斬り以蔵」も面白かったけど、最初の「鬼謀の人」が面白かった。
    あと最後の「売ろう物語」。

  • 医者であり、軍師でもあった村田増六(大村益次郎)
    暗殺者、岡田以蔵
    銘品なる茶碗を割る、織部正
    徳川3百年のむなしさをブリキトース砲で見出す中書新次郎
    長明寺の住持観海によるインパクトある命名に恥じない活躍をした豪傑、塙団右衛門
    兄の仇を追い新選組の志士と会い打つ、井沢斧八郎
    井上門多の恩人である隠れ志士、所郁太郎
    後藤又兵衛の幼馴染である商人、後藤柿又兵衛
    短編ながら歴史上の人物やそれに深くかかわる人物をまとめる短編集で、とても読み応えがあるし文書にも工夫がみられる。斧八郎については初めは時代を伏せて展開していくところが妙です。
    作者の作品で多く出てくる人々であり、読んで相乗効果的な楽しみがあります。短編故の気安さもあり、司馬作品を知らない人にもおすすめです。

  • 司馬遼太郎の、坂の上雲などに興味があるがなかなか長編は大変ということでまずは短編を読んでみた。

    上士、郷士、足軽の歴然とした身分制度(文化とは恐ろしい)にビックリした。

    また、以蔵の武市に対する愛憎が印象に残った。
    良いとか悪いとかではなく何かモヤモヤしたものが残っている。

  • 久しぶりに司馬遼太郎の短編を読むと、いい。
    いろんな男たちのドラマがある。
    美濃浪人が秀逸。

  • 「おお、大砲」が面白い。

  • どれも濡れ場がかっこいい。織部正の城の短編が良かった。短さゆえにエッヂが効いてて、人間臭さがむわっと臭う。

  • 短編小説だから、あっとゆうま。
    もう少し長編を読みたかった。

  • たまたま、妻の所有してた唯一の司馬遼太郎の1冊。
    幕末・戦国時代末期の無名な人物の短編集。
    無名とはいえ、当然有名な人物への歴史の関与する人選は、歴史小説家として、最高の実力者故。
    やはり、短編は、凝縮されていいのであるが、やはり司馬遼太郎の良さは、長編かな。

  • 短編・・・長編だと思って買ったから。ちょっとがっかり、でも面白かったから良いか。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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