細川ガラシャ夫人(上) (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101162140

感想・レビュー・書評

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  • 光秀の玉のかわいがりっぷりはすごいです^^
    本当に親ばかしてます♪
    それだけ魅力的な女の子だったのかもしれないですね。

  • ヤンデレでした。
    ガラシャものは見ない振りしてたんですが、
    これは良いという話をよく見ましたので読んでみました。

    細川忠興怖かわいい←

    武将の妻を可哀想って言いすぎな所もあるけど、思ってたよりかずっと良かったです。
    突っ込みどころのあるキャラクターが素晴らしいよね。

    忠興様、怖かわいい←

    これはいいヤンデレ武将。

    光秀が信長の苛めに耐え切れなくなるまであと少し。
    三年かけて作ったカルタ!私も欲しい。
    忠興様が自分で金箔貼ったって!
    忠隆の幼名の熊千代って強そう!
    雷だの熊だのもっと他に名前はないのか!!



    仕置きの浜・・・・

  • 明智光秀の娘として何不自由なく育てられた玉子は、十六になった時、織田信長の命令で細川忠興のもとに嫁ぐこととなった。女性が男性の所有物でしかなく、政略の道具として使われた時代に、玉子は真の人間らしい生き方を求めて行く…。実の親子も殺し合う戦国の世にあって、愛と信仰に殉じた細川ガラシャ夫人。その清らかにして熾烈な悲劇の生涯を浮き彫りにした著者初の歴史小説。

  • ○2008/05/15 
    叔母にお勧めだともらったもの。
    最初誰のことかも分からなかったけど、大河のハセキョだよと言われてなんとなくは思い出した。
    ていうか歴史ものかよ、としぶしぶ読み出したけど、面白い。読みやすい?やっぱり文章的には知らない単語とか言葉遣いとかあるけど、なんというか、雰囲気で読める?
    歴史の大筋しか知らないわけだけど、こういうもの読んだらすこしは人並みに近付けるんだろうか。
    男尊女卑の激しい時代にこういう考え方と物言いのできる玉子がすごくかっこいい。下巻だ下巻。

  • さすが三浦綾子。
    読みやすい。

    明智光秀の見方が変わってしまう小説。
    信長への炎をメラメラと燃やし始めたところで上巻完結。

    これからが本番。

  • これから読みます。忠興が凄いんだぜ!といわれてたのですっごい楽しみ。

  • 私が最も敬愛する人物、細川ガラシャの生涯を描いた本。
    私もこのくらい自分の信念を貫き通す生き方がしたいものです。

  • 以前『国盗り物語』を読んだときに、明智光秀の娘が細川ガラシャだということを知った。
    実家に、『細川ガラシャ夫人』という三浦綾子の本があって、その背表紙を見るたびに「ガラシャ? 変な名前」と思っていたのでよく覚えていた。
    今回明智光秀の娘ということで興味を持ったので、実家に行って探してみたが、もうその本はなかった。
    だから今回自分で買って読んでみた。
    タイトルの印象からいって、洗礼を受けて、「ガラシャ」になってからのいろいろなエピソードがたくさん書かれているのかな、と思ったらそうではなく、お玉の幼少の頃からキリスト教に目覚めるまで、そして洗礼を受けてから死ぬまでといった一生を追った話だった。
    夫の忠興がものすごい嫉妬をするほど、きれいな人だったんだな。
    だって、ガラシャが死んだ原因は忠興の嫉妬心にあるといってもよいくらいだもん。
    「他の男の手に渡るくらいなら、死んでもらった方がまし」だと。
    バカいうんじゃないよ。
    ガラシャはなんだか銅像とかいろいろ建っちゃってるみたいだけど、キリスト教の間ではすごい人って感じなのかな。
    なんでだろう。
    あの当時、名のある家の妻が入信するってことが珍しかったのかな。
    でも、キリストの教えを守って死ななきゃいけないほど、信仰って大事なものなのかな……。
    命より信仰が大事ってことでしょ? 
    生きててなんぼ、だと思うんだけど……。

  • 主人公を引き立てるために周りの人物が貶められるのはつらい

  • 細川ガラシャ。名前は聞いていた。明智光秀の娘、玉子だったことも知っていた。
    それでも、なんと少ない情報だろう。「ガラシャ」は「グレーシア(恩寵、神の恵み)」という意味の洗礼名なのだそうだ。美しく聡明な姫が「人」になっていく軌跡の書ではないだろうか。(2007.3.28)

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著者プロフィール

1922年4月、北海道旭川市生まれ。1959年、三浦光世と結婚。1964年、朝日新聞の1000万円懸賞小説に『氷点』で入選し作家活動に入る。その後も『塩狩峠』『道ありき』『泥流地帯』『母』『銃口』など数多くの小説、エッセイ等を発表した。1998年、旭川市に三浦綾子記念文学館が開館。1999年10月、逝去。

「2023年 『横書き・総ルビ 氷点(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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