- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101170213
感想・レビュー・書評
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07.02/12 07.03/02
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官能的?情熱的?
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誰もが知る与謝野晶子の代表作!私の一生の宝物です。
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女の性。昔も今も。
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読んでるこっちが恥ずかしくなるくらいメロメロでトロトロ。 情熱的でその上セクシャルな香りさえ漂わすんだから、当時どれだけ衝撃的だったことか…。
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いやらしくってこわくって、なんて女らしい女。ガンダムVS与謝野晶子だったら与謝野晶子が勝てる気がします。
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この人12人も子ども産んでるんだね。すごい。
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乙女のバイブル。不安や悩みを抑えながらも、力強く自己肯定(一歩間違えばナルシストだけど)している姿勢は気持ちいい。スタンダードすぎてこの歌を取り上げることには気恥ずかしさも感じるけど、「やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君」のインパクトはやっぱり大きい。一度聞いただけで覚えたもん。
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(2003.09.11読了)(2003.08.03購入)
<歌集『みだれ髪』を発表した1901年、与謝野晶子はまだ満22歳だった。>
やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君
この歌を聴いてから、ずーっと与謝野晶子に脅かされてきたような感じです。何か偉そうな事をいってみても、あんたそれで女を知ってんの!と言う声が聞こえてきます。
というわけで若いうちは、とてもこの歌集を読む事はできませんでした。だいぶ枯れかけてきた時になって読む気になりました。とりあえず、俵万智のチョコレート語訳で読みました。もう一度同じものを読めばいいのに、受験勉強のときから、同じ参考書を二度、三度読むよりは、同じテーマの別の参考書を2冊、3冊と読むタイプだったので、今度も別の本にしました。短歌は全部載っているのですが、現代語訳は、ピックアップで、載っているだけなので、現代語訳が全部ほしい人には不十分な本です。その代わり、60頁ほどの評伝が載っていますので、与謝野晶子の人となりを知る手助けになります。参考文献も載っています。
情熱的な歌の数々が載っていますので、若いうちに読めば狂わされそうです。今は、冷静に読める気がします。オソロシやオソロシやと思いながら。目に付いた歌を幾つか挙げておきます。
髪五尺ときなば水にやはらかき少女(をとめ)ごころは秘めて放たじ
狂いの子われに焔の翅かろき百三十里あわただしの旅
乳ぶさおさへ神秘のとばりそとけりぬここなる花の紅ぞ濃き
藤島武二の版画も数点入れてあります。
☆関連図書(既読)
「みだれ髪 チョコレート語訳」与謝野晶子著・俵万智訳、河出書房新社、1998.07.06
「みだれ髪Ⅱ チョコレート語訳」与謝野晶子著・俵万智訳、河出書房新社、1998.10.09
「初恋に恋した女 与謝野晶子」南條範夫著、講談社文庫、1997.05.15