- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101171418
作品紹介・あらすじ
いっさい逃げ場なしの悪夢的状況。それでも、どす黒い狂気は次から次へと襲いかかる。痴漢に間違われたサラリーマンが女権保護委員会に監禁され、男として最も恐ろしい「懲戒」を受ける表題作。たった一度の軽口で、名も知らぬ相撲力士の逆鱗に触れた男が邪悪な肉塊から逃げ惑う「走る取的」。膨大な作品群の中から身も凍る怖さの逸品を著者自ら選び抜いた傑作ホラー小説集第一弾。
感想・レビュー・書評
-
十遍からなるホラー短編集。「走る取的」、「乗越駅の刑罰」あたりはなんとも言えない怖さがあって面白かった。ただ「顔面崩壊」、「蟹甲癬」はあまりにもグロテスクで読んでいて気持ち悪くなった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読んでるこちらがストレスを受けるような、理不尽の詰まった作品が並ぶ。
世にも奇妙な物語の映像化然り、名作『走る取的』の凄まじい恐怖は他の作品で感じた事が無い。 -
舞台を見たので感化されて. 不条理劇のオンパレード. 特に初っ端の力士のお話は見た目の面白さと裏腹に一番怖い. 途中からはむしろグロテスクな感じが多かったかな.
-
何でこんな目に・・気分が悪くなりますが、よくこんな設定を思いつくな〜と作家に対する興味が。『世にも奇妙な物語』でいくつか見ましたが、面白くてタイトルロールで作家名を確認したのを思い出しました。他の作品も読んでみたい。
-
筒井康隆が大好きなので収録内容は殆ど知っていましたが、何度読みなおしても面白いです。
「顔面崩壊」「蟹甲癬」に関しては後にトラウマになるほどの衝撃を受け、僕の作品に多大な影響を与えてくれました。
小説書いたことないけど。 -
圧力鍋を使う時に、結構思い出します・・・豆を煮るときは必ず思い出します・・・・どうしてくれるんだ!!
-
驚愕の曠野を読んだ
-
あまりにも不条理な恐怖がすぎるとこんな傑作が生まれるんだな
なんとも言えない気持ちになった -
残念ながら私にはオチの意味がわからなかった。修行不足