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- Amazon.co.jp ・本 (752ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101197135
感想・レビュー・書評
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主人公の義正は、下巻に至ってもますます周りの過剰なサポートを受ける。脱獄とかレースに関係ないことが色々あって、最後にいきなりGPに出場する(資格とか要らないの?)。愛人は勝手に身を引いてくれるし、意中の令嬢は勝手にパリに来てくれるし、父親とも和解できたし、本当にこの人は持っている。極貧から徒手空拳で成り上がった北野晶夫の苦労を思うと、不憫である。そもそも義正が四輪レースに夢中になった動機が一目惚れとしか描かれていないのが弱い。最後に須崎老人が解釈して見せているが、到底納得できるものではない。
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