- Amazon.co.jp ・本 (538ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101209234
感想・レビュー・書評
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和歌山市出身で住民でもあった神坂次郎氏が書いた熊野街道の紀行文。泉州堺から熊野街道をたどって各地の歴史・伝承・人(熊楠や大石誠之助、はたまた地元での著名人も)など様々を158篇の短文にまとめたもの。当然一気に読むという本ではなく、少しづつ読み進めた。あまり知られていない場所も含めかなりの地域をカバーしている。単行本の刊行が平成6(1994)年とのことだが内容はほぼ昭和か。今この地域がどう変わっているのかあるいは変わっていないのか気になるところ。世界遺産などになる以前の熊野を知る貴重な資料ともいえる。
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熊野の長い道をまるで歩きながら、その土地の昔の逸話などを知っていく感覚を得る本。とても興味深いお話ばかりです
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三葛館一般 915.6||KO
著者が熊野街道を歩き、その地にまつわる昔話や歴史を紹介しています。
158話が収録されていて、かなり読み応えのある本ですが、話の面白さにどんどん読み進みます。本書を読んでから、実際にその地を訪れてみると感慨深いものがあるでしょう。
(ゆず)
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=31666 -
130512 中央図書館
堺に始まって、紀伊半島をぐるっと廻って白浜に至るまで、158話のローカルうんちく。気楽に読めて面白い。現代の和歌山県は、たとえ観光地としても(世界遺産の那智熊野を含んでも)東京の人からみたら遥けく遠く地味に映るのであろうが、なんせ歴史が古いものだから、どこにいってもコッテリと逸話が山盛りで飽きない。