月光のスティグマ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1007
感想 : 82
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101209616

感想・レビュー・書評

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  • はあ。。
    最近読んだ本が良作続きだったので、読了後こんなにがっかりした本は久しぶりでした。
    まず隣に住む美人な双子から求婚される程好かれるという非モテ男の妄想みたいなラブコメ設定から始まり、2章からいきなり生々しい地震の描写、3章から社会派の半沢直樹展開、最後はテロに巻き込まれ取ってつけたような結末、がっかりすぎる。
    ここまでくると主人公、運無さすぎる。
    異次元どんでん返しって帯に書いてたけど、どんでん返しでもなんでもない後出し情報による無理矢理な着地で腹立ちました。
    帯書いた人に、どこがどんでん返しだと感じたのか説明して欲しいです。恋愛や政治、震災の要素が強すぎてミステリーは薄めだし、色々な要素を織り交ぜてるけど全くまとまってなくてもやもやしか残らないし、私は半沢直樹はドラマ派です。

  • 2018年10冊目。
    久しぶりの中山七里作品。
    期待し過ぎたせいか、それほどでもなかったかなー。阪神・淡路大震災、東日本大震災、援交、海外テロ、政権交代...などなど要素が盛りだくさん過ぎたせいか。
    あとは後半になるに連れて展開が読めてしまって、尻すぼみしてしまったのが残念。
    好きな作家さんではあるけど、めっちゃ面白い作品とちょっとなーっていう作品の落差が激しい気がする。まぁ好みの問題かもだけど、渡瀬や犬養が出てくるシリーズ、御子柴弁護士のシリーズ、岬洋介シリーズはどれも面白くて好き。

著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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