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- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101228013
感想・レビュー・書評
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どこかのブックガイドから。1/3までは何とか読み進めたんだけど、この調子で続くならとても耐えられないと思い、投了。1つは、クラシックの素養に乏しく、筆者への思い入れが殆ど無い点。2つは、文筆家ではないのだから仕方ない、と言えばそれまでだけど、いかんせん文章が良くない。3つは、何といってもやはり、同時代を生きる成功者の伝記、みたいなのがどうしても好きになれない。将来、改めて手に取ることもないと思います。
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「外国の音楽をやるためにはその音楽の生まれた土、そこに住んでいる人間、をじかに知りたい。」
と考え短大卒業後に単身でヨーロッパに乗り込んだ小澤征爾さんの青年期の自伝。
その後受けた数々の指揮者コンクールで優勝し、世界的に認められてゆく。
NHKドキュメンタリーで彼が海外の学生に教えている映像を見たことがあるが、
生徒の彼への尊敬の大きさが、何より彼自身が真剣さの中にも楽しんでいる姿見て取れた。
この本にも彼のユーモアたっぷりの文体にそれがあらわれている。
彼の臆することなき挑戦に勇気がもらえる本である。