六番目の小夜子 (新潮文庫 A 10-1 ファンタジーノベル・シリーズ)
- 新潮社 (1992年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101234113
感想・レビュー・書評
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少し消化不良の感はあるが楽しめました。設定の学校の雰囲気が、学力はかなり違うが自分の母校に近しい気がして親近感が湧いた。
表紙の小夜子は、現在のよりこのバージョンの方がいいですね。
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カバー・本文イラスト / 秋里 和国
初出 / 第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作品に加筆 -
鈴木杏、栗山千明、山田孝之、勝地涼が出演していたNHKのドラマの原作。当時ドラマが凄く面白くて、大分経って本を読むと雰囲気は違うが、こちらも面白かった。
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▼概要
とある地方の高校に伝わる奇妙なゲーム。
三年に一度、学園祭で行われるそのゲームは、学校の運命を占えるといわれていた。
ゲームは一人の生徒によって行われる。
その生徒は「サヨコ」と呼ばれ、十数年間、秘密裡に受け継がれていた。
「六番目のサヨコ」の年、一人の転校生がやって来る。
名前は津村沙世子。
それは不慮の事故を遂げた「二番目のサヨコ」と同じ名前だった。
▼感想
すごく読みやすい。サクサクページをめくれた。
特に「冬」の章は先の展開が気になって一気に読んだ。
「転校生」という異質な存在の沙世子。
美人で、大人びていて、誰もが憧れる存在。
この世界の登場人物が津村沙世子という人間に興味を持ち、惹かれていくように、私も彼女に魅せられた。 -
2007/9/23
BM-H E
2007/12/23
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最初の出会いは通っていた高校の図書室でした。秋里和国さんが表紙のイラストを描かれた新潮文庫のファンタジーノベル版の本です。あまりに面白かったので、手元に置いておきたいと本屋さんに注文したら絶版でした。図書室の本を盗もうかと(絶対ダメです、犯罪です)真剣に悩んだりしましたが、結局は古本屋さんで手に入れました。現在は、新潮文庫版が簡単に手にはいるようになりました。元の本に加筆訂正したものなので、内容は変わりありません。(どちらも読んだのでそれは確かです)元々の本のほうが文章も荒削りだと思います。けれど、私の想い出の『六番目の小夜子』はやはり、ファンタジーノベル版なのです。
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奇妙なゲームが伝統として伝わる高校に、独特の雰囲気を持つ転校生が現れる。
それがきっかけとなって、ある生徒がそのゲーム自体のからくりを解こうとする。
学校という、閉鎖的で独特の空気を含んだ、不思議なミステリ。大のお気に入り。
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これも大好きな一冊。あいくぁらず美男美女大集合(笑。どこの学校にもある伝統的な継承事項や不思議なルールが物語のキーとなります。実際やったら楽しんだろうなー。題名はなんとなくおどろおどろしいですがストーリーや読後感は全く正反対。小夜子になりたい人集合(謎
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初めて恩田陸さんの作品に触れた。
独特のひやりとした文体。
謎がとけた後も不思議な感覚が残る。