中庭の出来事 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 3845
感想 : 319
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  • Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101234199

感想・レビュー・書評

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  • 作中で起きた事件を元にした劇中劇、あるいはその逆なのか。心理描写も劇中劇の脚本なのか、登場人物の本心なのか。作品の中のどの視点から見ているのか掴めずに最後まで読みました。表と裏が次々と入れ替わるような、本を読んでいて、その描き方で車酔いのような気分になったのは初めてです。難しかったです。
    死んだ人間でも芝居の役として生き返るし、ある意味舞台はこの世ではない場所かもしれません。現実の人間も自分の役を求められ演じているのは舞台の上にいることと同じなのかもしれません。ミステリーなどを読む時は事件の顛末とかトリックの問題集としての答え合わせを求めてしまいがちですが、ふとそれはナンセンスなことではないかとも思いました。
    実際に舞台劇として制作したら映えそうだなと感じました。

  • 話が複雑で、よく分からなかった。

  • 劇中劇、劇中劇中劇・・・読んでいてこんがらがる。
    でもこういう複雑な話の流れ、割と好きです。

  • ややこしい…
    前半は頭の中で話の構造を考えながら読んでいたけど、読み進めていくうちにだんだん自分の解釈とズレてきて…諦めた。流されるままに楽しむことにした。結果、やっぱりよく分からなかった。でもオチは自分好みで、良い印象で読み終われたかな。いろんな人の感想を読んでもう少し深く味わいたい。

  • 再読3回目。
    いやあ、こんがらがる。劇中劇だけじゃなくて、劇中劇中劇まで出てくるなんて。さらに、このラスト。いやあ、もう、おなかいっぱい。

  • 人物相関図を描きながら読めばよかった。。。

  • 2017.7.1(土)¥220(-2割引き)+税。
    2017.8.12(土)。

  • やっぱり私はどうしても彼女の本は体に合わないようです。読み切れませんでした。

  • 時間があれば。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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