魔性の子 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101240213

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。ホラー?なのかな、怖い感じもあったけども、そこまでではなかった〜続きが気になる。

  • 1991年の小野不由美作品。

    約10年ぶりくらいに再読しました。
    以前に読んだ時には、この作品が『十二国記シリーズ』の世界観で描かれたということを知らず、登場してくる見知らぬ怪物達にかなり戸惑いました。
    単なるホラー小説だと思って読んだので、全く期待外れだったんですね。

    舞台が日本のどこなのか、海が近い、ということ以外には語られないのも、以前読んだ時にはモヤモヤした点ですが、これも今回は解決。
    神奈川県横浜市で生まれ育った自分には全く聞き慣れない名字を持つ登場人物、築城、十時、といった、人物が作者によって配置されているため、それらの名字を名字検索サイトで検索。そうすると、二者共に作者の出身地である大分県には割と多いということがわかり、この物語が大分県が舞台であると判明。
    ちなみに主要登場人物の高里、という名字は沖縄県に多い名字だそう。横浜DeNAベイスターズに何人もいる沖縄県出身選手の一人、神里選手の端正な顔立ちを高里のイメージにダブらせながら読みました。

    こうして、これはホラー小説ではない、大分県の海辺の街を舞台にした壮大なファンタジー小説の外伝なんだ、ということを前提として読むと、まあ以前に読んだ記憶が全く無かったということもあり、これはこれでなかなか面白く読めましたね。

  • 当時、何でこれだけホワイトハートじゃないん?と思ってましたね

    一応、独立した読み物と見なせなくもないけど、やっぱり十二国記を読んでからかな

  • 何度読んでも怖い… けれど、裏側の理由を読んでから読むと少し怖さがやわらぐ1作。
    多分、十二国記シリィズに関連していなければ、読めなかった…

  • 面白かった
    が、12国記とのつながりを知らないと、???な気がする。

  • 短編集とはいえ、待望の新刊が7月に出るらしいので、それまでに復習をしなくては。この作品を初めて読んだのは、「月の影 影の海」から当時最新刊だった「図南の翼」まで、「十二国記」シリーズの全作品を(もちろん、講談社X文庫ホワイトハート版で)読んだ後だったと思う。発表された順番どおり、最初に読めなかったのが残念だった。
    (2020/03/01追記)
    家族の者は皆、最新刊を読み終えたというので、それではお父さんも読むとしよう。その前に復習だ。発表された順番どおりに読まなくてよかったのかもしれない。こんな怖い話を最初に読んで、続きを読もうと思ったかどうか。

  • 再読(・ω・)を
    風の海‥を読む前にこちらから。

    昔、友達にゴーストハントっていう
    面白い漫画があると言ったら、
    友達は小野不由美さんのファンらしく、
    小説の方を教えてもらいました。
    (小説が原作とは知らなかったのです)

    その流れで魔性の子、十二国記とおすすめされ
    その際友達が是非にと くれた本が魔性の子。

    怖いけど止まらず
    どっぷりどっぷりはまりました。

    泰麒の話は、
    こちらとあちら、両方が読めて
    二度美味しいといいますか、
    深く堪能できるのが良いです(。-_-。)

    魔性の子を先に読むか、
    風の海、迷宮の岸を読むか
    毎度迷う(´-ω-`)

    セットで読んじゃいます(。-_-。)

  • 陽子が探していた反対側の世界。

  • 実は『屍鬼』以来先生の作品読みましたけど、相変わらずどんどこ人がしぬなあと・・・。
    あと幼気(に見える)な青少年を匿う闇が深い男ね、小野先生としては定番なんですかねコレ。
    あと漢字が難しい・・・。
    でもこれでやっと十二国記シリーズに手え出せます・・・。

  • なんだか中途半端に終わってしまった…これ、続くの?

    しかし面白く、どきどきしながら読みました。
    次々と起こる怪事件もだけど、異端に対する人々の反応なんか、胸が痛かった。それによって引き起こされた被害も…想像するだけで恐ろしい。
    人は、本当に業が深い。

    小野不由美作品は読んだことが殆どない気がしますが、人間の描き方が凄まじい人だなと思いました。

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著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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