- Amazon.co.jp ・本 (602ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101244013
感想・レビュー・書評
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当時の様式と異なる点の多い法隆寺の謎を解く本。専門家ではないので、この結論が正しいのかは分からないけど、浪漫があっていいですね
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ばっさばっさ切りまくり人だから敵も多いのだろう。法隆寺怨霊寺説も学会では既に過去の話となっていると聞くがそうなんだ。でも水底の歌もそうであったように非常にしっくりきた。藤原不比等が古事記や日本書紀の作成を命じたのであればあるほど大いにある話であるように感じる。反論を読んでいないため分からないけど。法隆寺の50年に一度行われる聖霊会に行ってみたかったな。前回は2021年だからもう次回まで生きてないよ。コロナの時期だったんだな。しかし人間はドロドロしているし、いつの時代のどんな組織も主導権争いばかりしている。こういう話が背景にあり、天皇家の物語が出来てそれを今でも信じられているとすると本当に良く出来たストーリーだったんだなと感心する。
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後半まで読んだが、細かい字でびっしり500ページ以上あるから長い。法隆寺には謎が多く一度見に行ってみたい。
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難しく書いてあり読むだけで頭に入ってこず。
法隆寺が建てられた理由は聖徳太子の怨霊を鎮める為と知り神社だけではなく寺もそうだったのだとこの歳になって知る。もう少し聖徳太子の生きていた時代を勉強したら再度読もうと思う -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99291281 -
蔵書(単行本・千葉1)
古書(単行本・千葉1)
古書(文庫・千葉1) -
ラジオで聖徳太子の話題を聞いて、また読みたくなりました。当時はマンガ『日出処の天子/山岸涼子』を読んで興味を持ち、手にとりました。
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一見、法隆寺の謎に迫るノンフィクションという雰囲気ではじまるが、実際は、日本の歴史をできるだけ正しく解釈しようとする試み。「聖徳太子が建てた法隆寺」とか「大化の改新により奸物(蘇我氏)が除かれ日本は正しい政治を行うようになった」という教科書的な事実を鵜呑みにし特に深く考え無いことは、権力者にとってこの上なく都合の良いことだと再認識。お寺の構造、建物の配置、権力者による特別扱い、精霊会、仏像などをk別にではなく、全体を俯瞰すると、法隆寺というお寺はおそろい場所ということがわかる。その時代の権力争いによって子孫のほとんどを惨殺された聖徳太子の怨霊を鎮めるための寺であり、祟りをもたらさないように仏像に擬せられたのは太子その人であ流と考えられる。このように考えると、ちょっと怖くて法隆寺には行けないなあ。歴史は勝者によって記録されるということを再度認識するものとなった。
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2020年2月16日に紹介されました!
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哲学者、梅原猛さん
逝去
ご冥福をお祈りします。古代史の新解釈を提起し続けた著者の独自性が最も表れる、代表作の一冊を。