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- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101247144
感想・レビュー・書評
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去年映画化された「小川の辺」を含む、6篇の短編が収録されています。
最初の2篇は海坂藩を舞台にした武士の話で、次の2篇は江戸の町人の話なんですけどミステリーっぽいかんじでちょっと新鮮でした。
最後の2篇は民話っぽいというかちょっとホラーも入っていてなおかつエロいかんじでこれもわたしがこれまで読んだ藤沢作品にない感じのものでこれまた新鮮でした。
わりとこれまで読んできた短編っていうのは大抵1冊が似たようなジャンルの話でまとめられているものが多かったのでこの本はいろんなジャンルの話を読むことができてちょっと得した気分になりました。
まぁ、今は市井ものしか読みたくないんだって時には向かないですけど‥‥。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小川の辺が収められています。
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とても、とても恥ずかしいのだが告白すると、藤沢周平は初読なのである…。手近に読む本がなく、叔父が遺した蔵書から数冊もらった古い古い本書を手に取ることにした。…すばらしい短編集でした。だれもかれもがほめる藤沢文学。ここであれこれ言うことはおこがましくてできない。ようやく踏み出した第一歩である。