- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101248103
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
藤原さんの本は、国家の品格も含めて何冊か読んでいますが、
自分が日本人として生まれてきた意味を考えさせられます。
小学生のうちに国語(日本語)の勉強をしっかりさせて、
読書グセをつけることが、大切だと実感しました。
日本人の矜持・・・素敵な言葉です。
ありがとうございます! -
大いに納得したが、中には違和感を感じる主張もあった。
-
日本語、文学に重きを置くのは賛成だが、
その主張に全てはを収束させようという極端さも垣間見える。
ただこれからの日本の教育を考える上で参考になる史実、
寺子屋での素読の徹底、強制力を伴った親のしつけ、岡潔の芭蕉研究、大人と子どもの主従関係、
それらを効率的に獲得出来た点では優れた本。 -
おもしろおかしく日本の強さと弱さを語る。
国語の重要性、過去の日本の高い競争力、戦後急速に失われた日本人の教養などについての対話集。対話相手もさまざまだが、一貫して読書、国語、文化、誇り、とユーモアを重視する「藤原節」が健在。
ほかにも昭和初期の歌謡曲の素晴らしさ、経済人への批判、戦争引き揚げの過酷な体験等についても語る。ビートたけしの数学的素養の高さは意外。
自分の教養の無さをしっかりと自覚させてもらえるが、少しは本でも読もうかという気にさせてもらえる。
9人のセレクションも良い。
「9人との対話」の相手
斎藤 孝 教育学者
中西 輝政 国際政治学者
曽野 綾子 作家
山田 太一 脚本家・作家
佐藤 優 起訴休職外務事務次官
五木 寛之 作家
ビートたけし 映画監督・タレント
佐藤 愛子 作家
阿川 弘之 作家 -
卑怯を許さない心と情緒、こういった本来日本人の美点、ひいては強みともなっていたものが戦後教育によって無くなってしまっているという点に深く共感する。
ただの我儘を自由や個性という言葉で甘やかし、勝ち馬に乗るという古来から恥ずべき行為とされてきた考えを助長するような教育の現状を深刻に考えされられた。
金持ちの商人よりも貧乏な武士が尊敬された時代が長くあった日本を、たった数十年でここまで変質させてしまう教育の怖さを感じる。
・財界は教育に口を出すな、たかが経済。
・駄目なものは駄目、問答無用の教育。
まったく賛成です。 -
様々な分野の方々との対談集。
やっぱり、母国語は大事にしていきたい。古典が古典と呼ばれる、その意味を真剣に受けとめるべきだと気づいた。
何よりも”日本人としての誇り”、また中身をしっかり身につけたい。 -
情報科教員MTのBlog (『日本人の矜持』を読了!!)
https://willpwr.blog.jp/archives/51413277.html -
日本という国を贔屓のひきたおしをする気も無批判に肯定する気はないが、闇雲に卑下したり過剰に自虐的になることが、何かを生み出したり解決に繋がるとは思わない。この本で語られることは(各論は好みの別れる部分はあっても)主張の骨格や基本的な考え方は全く同感できる。それだけに溜飲が下がるより、やりきれない気分の方が強い。