砂漠 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (546ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250250

感想・レビュー・書評

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  • 評価が良かったので青春群像小説が苦手ながら手に取ってみた。やっぱりダメでした。
    学生のノリがどうも受け付けない。ミステリ要素がないと伊坂作品でもダメかな。。

  • 多分このお話は、主人公北村君の友達、西嶋にどれだけ共感できるか、あるいは、どれだけその言葉に感動できるかで面白さが変わって来るんだと思います。
    私は、どちらかというと北村君の俯瞰型を抜け出せなかった感じなので、それほど、面白いとは感じれませんでした。

  • 社会という砂漠に出る前の大学生活。
    無駄に思える時間も、後から振り返るといい思い出だったりしますね。
    東西南北がつく名字のメンバーなので?麻雀の場面が多く。
    麻雀がわかれば、おもしろさも違ったのかもしれない。
    牌の読み方くらいしか知らないので、麻雀のくだりはよくわからなかったです。

    若気の至りというのかなんというのか、危ない場面にも首を突っ込んでいくとことか、なんで懲りないのかと思ったのは、自分がもう大人になってしまってるからなのかもしれない。

  • 青春小説としてはよい‥のか?
    麻雀の長いくだりも超能力の意図も分からず‥
    登場人物の魅力のなさっぷりが…
    個人的には、モヤモヤの読了感だった

  • 4月に大学に入学し、4年後卒業するまでの青春小説。
    麻雀、コンパ、学祭、ちんぴらとの関わり、バイト・・・等々の無意味な時間を淡々と書いている。
    色々な個性があるが、大学時代に作る友人、恋人は今後の人生にとても重要だというお話。

    あ~ぁ、また伊坂幸太郎の本を読んでしまった。
    私は、この著者はどうも合わない。ちっとも面白くない。
    最初は、登場人物(大学生)のやり取りが非常に面白いと思ったんだけど、なんら展開が発展せず、何が面白いやら…。
    やっぱりストーリー自体にワクワクさせてもらわないと小節の醍醐味がない。
    私が嫌いな理由は、重要なキーになっているのが、超能力なのだ。
    事件を解決するための手段が、クルマを移動させる超能力…ってありえねぇだろ!
    (伊坂ファンさん、ゴメンナサイ)

    話は180度方向転換しますが、息子が夏休みに入り恒例の「読書感想文」を書くための本選びに助言を求められた。
    本に慣れていない高校生ぐらいなら前回読んだ「もし高校野球のマネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」がお勧めなんだが、渡されたプリントにずらっと並ぶ推薦図書の中から選ぶのが条件だそうだ。
    各先生が推薦する本が一冊ずつ並べられている一覧。
    これはこれでなかなか興味深いプリントなんだけど、残念ながら「もしドラ」は入っていなかった。
    が、この「砂漠」を推薦している先生が居るのだ。
    まあ、学生時代の友人はとっても大切だよってな事を読ませたいんだと思うけど、推薦本を1冊だけ選ぶとしてこれを選ぶかねぇ。。。

    ま、これや、これ、面白いよと複数にマークしてあげて渡したんだけど、結局選んだのは「数学ガール」
    実は、私は読んでいないんだけど話題になってた事ぐらいは知っている。
    理系を目指すんだったら悪くないかなぁと思ってチェックしておいたのだ。

    近所の書店、2件ぐらい回ったけど置いていなかったので結局、Amazonで購入。
    そういえば、初生にある「夢屋書店」、この7月で閉店だって。
    本屋さんって膨大な在庫を抱える割には売れ筋って集中し、ちょっと売れ筋じゃない本を探そうと思っても置いていないって事が多い。結局、ネット販売に頼ってしまう。
    本屋さん経営って難しいでしょうね。
    なんか残念なのが、仕事の帰りに立ち寄る比較的大きめな書店。
    ここも先月あたり改装されてコミックコーナーがどえらく広くなっていた。
    本屋さん=コミック って…
    なんか寂しいなぁ。

  • うーん、、? 「オーデュボンの祈り」が面白かったから読んだけど、私は全然ハマらなかった。爽快感とか、青春小説とか書かれてるけど、個人的に重ね合わせるところがないせいか起承転結が薄くて、面白みがない印象。ブクログの評価が高いので忘れた頃にもう一度読んでみたい

  • 不必要な設定が多いどうでもいい話。
    映像化するのにはいいかも。この作者の本は苦手だと再確認。原作とした映画は嫌いじゃないけど。

  • 西嶋のあくが自分には強すぎたかも…
    初期の作品の方があっさりしてて好きかもしれないなぁ

  • 話は良いがキャラが好みでない

  • うーーん架空の物語、という感じ。ボウリングのシーンや各々の恋模様が上手く行きすぎているという感じがする。ミステリーとして読んでしまって、超能力が物語の鍵を握っているのは受け入れられなかった。けど、西嶋のキャラは伊坂作品らしくて好き。季節ごとに学年が変わっていたというのは衝撃で、伏線を回収していて気持ちが良かった。砂漠に出てから読んだら、「青春ってこんなもんだったな」となってしまうのだろうか?

著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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